花歩る木

山と旅がすきです

映画「春を背負って」 と 山種美術館

2014-06-28 15:45:25 | いろいろ

6月24日午前中、映画「春を背負って」を見ました。

     「剣岳・点の記」を監督した 木村大作 の監督第二作目です。
     前作と同じく、立山連峰を舞台にしています

      標高3000mの山小屋が舞台。立山の室堂から山道を5時間は登る
     大汝山(3015m)に立つ大汝休憩所を「菫小屋」に見立てて撮影されました。

     出演者は、多額の金を動かすトレーダーの仕事に虚しさを覚え
     父の急死から、山小屋を継ぐ決心をする主人公・長嶺亨に松山ケンイチ。
     父に小林薫、菫小屋で働く従業員に蒼井優、亨の母に壇ふみ、
     他に豊川悦司、・・・など実力派で、私の大好きな俳優ばかりがキラ星のごとく。
     「家族」を描いたヒューマンドラマ。    

     立山3山を2度縦走し、途中のこの小屋でお茶を飲んで休んだ馴染みの
     ところが舞台でしたので、真っ青な空、雄大な山岳風景は、すばらしさと
     懐かしさで感動しました。
    
     実際には、この小屋は休憩だけで、泊まることはできません。
     立山連峰で一番高い所ですし、絶景ですから、山好きな方は良くご存じでしょう。
     そこへ行くまでの道中のお花畑も特別すばらしいところです。

     
     
            
      松山ケンイチ     蒼井優       豊川悦司

           
      一歩一歩普通に歩け・・・と父は教えた           山小屋で 居場所をみつけた 亨


     山種美術館
       
        「クールな男とおしゃれな女」 - 絵の中のよそおい

                                                            
                       

           「着物でご来館の方には、一般800円でご入館いただけます。さらにプチギフトも」
           素敵な着物姿の美術フアンが見られました。余裕のある鑑賞の仕方ですね。

           全展示作品の、ほとんどが山種美術館の所蔵です。
           所蔵1800余点もあるそうで、奥が深いです。

             
                安田靫彦 「出陣の舞」 (信長)          橋本明治 「舞」     HPより

           戦国武将の華麗な出で立ち、写楽や国定の役者絵。
           鏑木清方や上松松園らの美人画では、着物の模様、取り合わせ、小物なども
           見どころがありました。洋装の美人画もありましたよ。

           3時ごろに三鷹で雹が降ったりして、不安定な天気でした。
           実は、この日、レンゲツツジを見に行くグループ山行を 中止にしたので、
           少々気の晴れない日だったんですが、花の代わりにきれいな山の映画
           や、カッコイイ日本画を見て、 元気をもらえました。
           
           

 

 

           
      
 


こども展 と 板谷波山展

2014-06-16 14:09:30 | 美術館

6月15日 こども展〜巨匠が描いた子どもたち
       六本木・森アーツセンターギャラリー へ見に行ってきました。

       描かれているのは、子供ばかり。近現代の画家48人による
       子供の画の展覧会です。

       
                                                                                NHK日曜美術館より

        
       モネの 「ミシェル・モネの肖像」        モーリス・ドニ 「ボクシング」 (9歳と3歳の息子)

             
       ルノアール 「クロード・ルノアール」         「遊ぶクロード・ルノアール」
       8歳だった3男のクロード。着せられていた
       衣装がむずがゆくて、休憩になると
       すべて脱いでしまったとか…。

           
         ピカソ 「ポーランドの衣装を着た     アンリ・ルソー「人形を抱く子供」
         クロード」                  ルソーは7人の子供を授かるが、ほとんど
                                 若くして亡くなっている。憂いを帯びた顔はそのせい?

        名画に見るこどもと画家の絆~身近な子供を描いた温かみのある展覧会でした。
        15日、日曜日、父の日でしたが、10時開館に合わせていったので、そんなに混みませんでした。
        もっともこの時間はW杯、みんなテレビにかじりついていた時間でしたね~。

        板谷波山展

        午後、「板谷波山没後50年記念展」を六本木の泉屋博古館で見てきました。

          
                                                                          HPより
       板谷波山は、陶芸家として初めて文化勲章を受けた人。(1872~1963年)

       白磁、青磁の格調高い作品もたくさんありましたが、「葆光彩磁(ほこうさい磁)」は
       幻想的な色彩で、端正で、気品に満ちていて素晴らしいです。

       何年か前に、榎木孝明主演で映画[HAZAN」を見て以来の好きな陶芸家です。
       91歳で亡くなる前に、「人間国宝」の打診を断ったという人です。
       


鎌倉の花

2014-06-11 19:29:48 | 
  6月10日北鎌倉へ行ってきました。

  梅雨の晴れ間、鎌倉が一番美しく彩られる季節に
       アジサイを見に行ってきました。

       明月院 「あじさい寺」として有名です。
       大変混みあうお寺ですので、8:30開門を目指していくことにしています。
       人出もまだまばらな内にゆっくり鑑賞するのが、この上ない至福ですもの。

       境内には、約2,500株の姫あじさいが咲き、その美しさから「明月院ブルー」
       と呼ばれ、青一色に染まります。
     
         
         「姫あじさい」と「鎌倉石の参道」  クリックしてみてください

         
         「本堂の丸窓」と「後庭園のハナショウブ」  クリックしてください

       東慶寺  かつて「縁切り寺」「駆け込み寺」として
       多くの女性を救済してきたお寺です。花の寺としても有名ですが
       今回、特に「イワタバコ」が見ごろでした。       
          
                              クリックしてください。

      海蔵寺  1年中花があるお寺です。特にハギが有名ですが、
        もう咲き始めていました。八重のドクダミもありました。

            
                              クリックしてください。

        薄曇り、時々青空、風なし。持って来いのコンディションでした。
        娘も参加して3人で、のんびり、食事もお茶も ゆったり。
        ほんとにいい時期の北鎌倉散策でした。


    

ユリノキの花

2014-06-05 15:52:10 | ウオーキング

6月1日小金井公園までウオーキングしてきました。

    週に3~4回は、小金井公園まで朝のウオーキングに行っています。
    好きな花の一つ、ユリノキの花がそろそろ終わりになってきました。
    公園内には何か所か、ユリノキ広場や並木道があります。


   ユリノキ広場


    チューリップのような花をつけるので、チューリップツリーというのが
    本名ですが、明治の初めに渡来して、大きくなって花をつけたとき、
    明治天皇が「百合のような花じゃな~」と仰せられたので、「百合ノキ」
    と、名がついたと聞いたことがあります。

    東京博物館の本館前庭の巨木は、明治からあの博物館の歴史を
    見守り続けてきて、「ユリノキの博物館」ともいわれています。
    アイドル・キャラクターも「ユリノキちゃん」です。



    ユリノキ広場の 写真をクリックしてみてください。
    「サムネイル画像の表示法」を教えていただいて、使ってみました。
    すごいでしょう!!?   やっと、成功しました。 先生有難う!
    何度も、何度も教えていただきました。
    こんな難しいこと、ゼッタイだめだ・・・とあきらめ半分でしたのに
    先生の熱意でなんとか楽しいテクニックをマスターできました。
    うれしいです。