6月24日午前中、映画「春を背負って」を見ました。
「剣岳・点の記」を監督した 木村大作 の監督第二作目です。
前作と同じく、立山連峰を舞台にしています
標高3000mの山小屋が舞台。立山の室堂から山道を5時間は登る
大汝山(3015m)に立つ大汝休憩所を「菫小屋」に見立てて撮影されました。
出演者は、多額の金を動かすトレーダーの仕事に虚しさを覚え
父の急死から、山小屋を継ぐ決心をする主人公・長嶺亨に松山ケンイチ。
父に小林薫、菫小屋で働く従業員に蒼井優、亨の母に壇ふみ、
他に豊川悦司、・・・など実力派で、私の大好きな俳優ばかりがキラ星のごとく。
「家族」を描いたヒューマンドラマ。
立山3山を2度縦走し、途中のこの小屋でお茶を飲んで休んだ馴染みの
ところが舞台でしたので、真っ青な空、雄大な山岳風景は、すばらしさと
懐かしさで感動しました。
実際には、この小屋は休憩だけで、泊まることはできません。
立山連峰で一番高い所ですし、絶景ですから、山好きな方は良くご存じでしょう。
そこへ行くまでの道中のお花畑も特別すばらしいところです。
松山ケンイチ 蒼井優 豊川悦司
一歩一歩普通に歩け・・・と父は教えた 山小屋で 居場所をみつけた 亨
山種美術館
「クールな男とおしゃれな女」 - 絵の中のよそおい
「着物でご来館の方には、一般800円でご入館いただけます。さらにプチギフトも」
素敵な着物姿の美術フアンが見られました。余裕のある鑑賞の仕方ですね。
全展示作品の、ほとんどが山種美術館の所蔵です。
所蔵1800余点もあるそうで、奥が深いです。
安田靫彦 「出陣の舞」 (信長) 橋本明治 「舞」 HPより
戦国武将の華麗な出で立ち、写楽や国定の役者絵。
鏑木清方や上松松園らの美人画では、着物の模様、取り合わせ、小物なども
見どころがありました。洋装の美人画もありましたよ。
3時ごろに三鷹で雹が降ったりして、不安定な天気でした。
実は、この日、レンゲツツジを見に行くグループ山行を 中止にしたので、
少々気の晴れない日だったんですが、花の代わりにきれいな山の映画
や、カッコイイ日本画を見て、 元気をもらえました。