気がつけば思い出Ⅱ

日々の忙しさの中でフッと気がついた時はもう
そのまま流れていってしまう思い出!
それを一瞬でも残せたらと...。

そろりとろり俳句の道(6)~【野遊】

2023年05月26日 | そろりとろり俳句の道

愛媛県松山市が運営する【俳句ポスト365】の4月の兼題(季語)は【野遊】でした。

※俳句歳時記

季語【野遊/のあそび】春(生活)

傍題:山遊・野がけ・春遊

春、野山へ出かけ、食事をしたり遊んだりすること。

本来は物忌みのために仕事を休んででかける行事であった。➜踏青

例句:【野遊びの妻に見つけし肘ゑくぼ/森 澄雄】

妹の句:【野遊やシートの余白を日が訪ね】(初級者部門/佳作)

私の句:【野遊びの百歳歌ふ七つの子】(初級者部門/佳作)

今月のお題も、難しいもので、なかなか句が浮かびませんでした。

もとお百姓さんだったお隣さんの庭は、野原とは言えないまでもそれに近い広さで、

もう100歳になるというおばさん(私は親世代なのでおばさんと呼んでいます)が、

天気の良い日は外に出て、日向ぼっこしながら芝生の中で遊んでいます。

以前は(90歳ころまでは)仕事のようにその広い庭を、四季折々の草木で綺麗にしていました。

今は同居の60代の娘さんと近くに住む70代の娘さんとが、姉妹で介護の傍ら庭仕事をして綺麗にしています。

おばさんが歌っているのはいつも童謡で、その日は「七つの子」を歌っていました。

そこでその光景を野遊びとして、詠った一句です。

取って付けた様な句です。

それにしても、私がイメージする子どもの頃の「野遊び」は、とんと見かけ無くなってきています。

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