気がつけば思い出Ⅱ

日々の忙しさの中でフッと気がついた時はもう
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そろりとろり俳句の道(7)~【蝶】

2023年06月13日 | そろりとろり俳句の道

鹿島神宮参道(2022/5/24)iPhone写

俳句生活(通販生活の俳句投稿コーナー)選者は夏井いつき先生で入選句は(天・地・人・佳作)に分かれています。

「4月の兼題」季語:【蝶(てふ)】 動物/春

傍題:蝶々・胡蝶・蝶生まる(うまる)初蝶・白蝶・黄蝶・紋白蝶・蜆(しじみ)蝶・蝶の昼

※俳句歳時記

日本国内では在来種で約230種の蝶が確認されている。

『古今集』に<散りぬれば後はあくたになる花を思いしらずもまどふ蝶かな/僧正遍照〉

と詠まれているように、花に舞う優美な姿が愛でられてきた。

春、最初の姿を見せるのは紋白蝶や紋黄蝶。

季語では蝶といえば春であり、アゲハ蝶など大型なものは夏に分類される。➜夏の蝶(夏)・秋の蝶(秋)・冬の蝶(冬)

     

【投句結果】

妹の句(佳作)【連れてゆけ窓外の蝶のかろきよ】

※写真AC/kokkonさん

私の句(佳作)【参道にひらと舞ふ蝶神使かな】見出しの句

去年の5月、鹿島神宮の参道を歩いている時に、見かけた蝶のことを詠った句です。

「神使(しんし/じんし)」とは、神意を代行して現世と接触する動物のことで、虫もいます。

仏教由来の毘沙門天系神社の神使はムカデ!です。

ちなみに、鹿島神宮の神使は「鹿」で、Jリーグの鹿島アントラーズのアントラーとは鹿の角を意味し、これは鹿島神宮の神鹿に由来するそうです。

 私の持っている俳句歳時記には「初蝶」が傍題として載っていましたが、夏井先生のアドバイスに、

※頁数の少ない歳時記や季寄せの中には、「蝶」の傍題として、「初蝶」を載せているものもあります。
また、歳時記編者の考え方として、「蝶」の傍題としている場合もあります。
 が、「雪」と「初雪」、「時雨」と「初時雨」の違いは大切にされるべきだと、私は考えています。
逆の言い方をすれば、「初」の一字を冠する季語の、こまやかなニュアンスを味わってこその季語だと思うからです。

とありました。

またもう一つ、私の俳句歳時記には「アゲハ蝶」などの大型のものは「夏」とありました。

いろいろと難しいです。

6月の兼題は【ビール】です。

これも難しそうです。

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