気がつけば思い出Ⅱ

日々の忙しさの中でフッと気がついた時はもう
そのまま流れていってしまう思い出!
それを一瞬でも残せたらと...。

冬座敷をお題にした母の句~亡き母の声

2020年12月05日 | 伊代の俳句

亡母(はは)の声探していたり冬座敷

ガランとした冬の座敷をみると、そこで皆が集っていた昔を思い出す

そしてそこには、いつも、今は亡き母の声があった・・・

季語:(冬座敷)冬

冬座敷とは障子や襖を閉めきった、座敷のこと。

対象的に開け放した明るい座敷を(夏座敷)というようだ。

この句は今の私にもオーバーラップするので、解釈は私の詠みのようになった。

ある意味盗作です。母さん

      

私の今住んでいる家には畳の部屋(和室)が無いので、実家の客間をイメージした。

お盆やお正月には、私は子供たちを連れて毎年恒例のように帰省していた。

実家の客間でくつろいでいるこんな懐かしい写真が見つかった。

(今古い写真の整理中)

中央に居るのが私、もたれかかっているのが次男、甥(弟の息子)を抱えているのが長男。

ちゃぶ台には「さあ~いっぱい食べてね」と母の手作り料理が・・・。

今、この3人の男子も、それぞれ二人の子を持つ、お父さんになっている・・・。

      

昨日、母の三回忌だった。

コロナで弟夫婦と妹の三人でお寺に行き法要を済ませた。

二人からは「風は少し強かったけれど、本堂は暖かく、無事に終わったよ」とメッセージが来た。

普通なら(コロナでなかったら)みんなが集い母を偲んだのだろうと思う場所・・・この座敷。

未だ2年しか経っていないのに、誰も来ない部屋、淋しかっただろうな…と思う。

でも、きっと「仕方ないさ。来れるようになったらまた来ればいいのだから」と言うのに違いない。

私も亡き母のそんな声を探しているような気がする。

がらくったさん/イラストAC


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2 コメント

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Unknown (keikoucchan)
2020-12-05 13:55:52
こんにちは!
三回忌だったのですね。

こちらは 来年の春に 母の七回忌~兄と私たち夫婦だけかなあ、、と 思ってます。
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けいこ様 (naramama)
2020-12-05 15:29:36
コメントありがとうございます。
神奈川と埼玉、そう遠くはないのですが、
何しろ両県とも感染者数が多いので、
行きたかったのですが、行きませんでした。
来年の春には落ち着いていればいいですね!
そう願っています。
少なくとも、何らかの見通しがでてきていればいいなと思っています。
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