たいぴろのきままDiary

四兄弟と家事と仕事と趣味と...たいぴろ家は今日もてんやわんやです。

竹箕の製作

2019年11月08日 | 
普段はあまり売れない竹箕(たけみ。こちらではジョレミとかジョレンとも言う)、落ち葉の季節ですから10月からちょこちょこ出るようになりました。

先週も近所のおばあちゃんが買いに来てくれたのですが、中国製の竹箕を倉庫から出したら、あら!虫食ってる。
夏のうちに虫が入ってしまった、もしくは元々虫食ってるのを仕入れたか。



中国製は安いけど、やはりそれなりに作りが雑だったり虫がすぐ入ったりします。

おばあちゃんには1番マシなのを値引きして売りましたが、早急に父に新しいのを作ってもらう事にしました。

87歳の父、内臓はどこも悪くなく認知症も無いですが、やはり老化のせいで頭の回転が遅くなり口から言葉がすぐに出てこなくなりましたし、耳が遠くなって大声で話さないと聞こえにくくなりました(母に比べればまだマシですが)
それでも仕事の意欲は全く衰えず、毎日工場に行ってゴソゴソしています。しばしば余計な事を始めようとするので、ダンナや息子に叱られていますが、何を言っても馬の耳に念仏状態。
まあ、父から仕事を取ったら確実にボケるので、私は諦めていますが、一緒に工場で仕事しているダンナ達からしたら、父の独走は時には腹の立つ事のよう。
それもあって 竹箕でも作って大人しく座ってなさいと言う魂胆もあるのです。

2センチ幅に親竹をわります。



縦にした親竹に細割りの竹を横にかき付けていきます。手前には板金を入れます。



中が出来ました。



手に持つ部分の枠は薄く割った竹を9枚重ね合わせます。
完成。



やはり職人技です。竹職人歴74年ですから。中国製よりは倍くらい長持ちしそう。

国産の竹箕、いかがですか?値段は大中小あって1.300円〜2.500円。絶対安いと思うんだけど。
コメント (14)
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