残念です。

毎月 兵庫県から刃物問屋さんが出張にみえます。当店とはかれこれ40年のお付き合い、兵庫は播州刃物の産地で刃物メーカーが沢山ありますから。

その問屋さんの営業マンのMさん(途中から社長になりました)が来る様になって23年ちょっと。長男がお腹にいる頃、先代の営業マンと交代されたから。
面白い方で仕事の話だけではなくプライベートの話や世間話など、毎月お茶を飲みながら小一時間は話す、親戚のお兄ちゃんみたいな付き合いをしていました。

Mさんは3年前に胃癌になり、治療をしながらも、調子の良い時は愛知県や静岡県まで出張に来ていました。今年の1月もみえて、もう胃も痛くなることも無いしご飯も食べれるし快調だよーなんて話していました。

今日 その問屋さんが来る日だったのですが、別の営業マンが来たので、「あれ、今月はMさんじゃないの？」と聞くと、「社長は3月下旬に旅立ちました・・」と。

1月の中部地方の出張から帰ってすぐ体調を崩し、入院。ガンがリンパ節や腹膜に転移していて もう手の施しようが無いと言われ、ホスピスに転院。3月に亡くなったそう。
まだ61歳ですよ。早すぎますよね。

本当に良い人でした。でも九州から関東まで 年に20万キロを車で走って、働きすぎな社長だったと思います。
もう Mさんと話せないのはとても寂しいです。

ご冥福をお祈りします。

牛乳あんぱん

今朝 昭和一桁だというおじいちゃんが、竹が欲しいと来店されました。3mの三寸竹を3本お買い上げ。

しかしその方の車がどこにもありません。ご近所の方が歩いて買いにみえたのかなと思ったら、電車に乗って帰ると言われるじゃないですか。
えーっ！3mの竹を電車で運ぶの⁈

80を超えたから免許返納して車には乗らないので、買い物はいつも電車やバスで出かけているから大丈夫だよ とは言われるけど、モノがモノですからね〜。

結局3本をしっかりと結束してあげて、おじいちゃんはそれを肩に担いで駅に向かわれました。
名鉄の上横須賀駅から西尾駅まで約12分ほどですが、無事に帰れたかしら？

うちの父もですが、昭和一桁の元気じいちゃんはたまに無謀ですね(笑)。

さて、約ひと月ぶりにパンを焼きました。最近は忙しくてパンを作れませんでした・・というか作る気がしなかった。

牛乳が好きな母は朝晩毎日コップ一杯飲み、孫にも飲め飲めと勧めるので、週に4、5本は消費していたのですが、母の入院中は牛乳消費量が減り、先週買ったパックが封も切らずに2本ありました。
母が退院したのでまた以前の様に飲み出すでしょうが、今日はパンも水を使わず牛乳を使って生地をこねました。


心なしか生地がしっとりときめ細かい感じがします。焼きたてで中のあんこが熱くて火傷しそうでしたが、これが美味しいんですよねー。

義母のこと

年明けから体調を崩していた義母、医者嫌いで滅多な事では病院に行かない母が、さすがに息苦しいのは辛いと近所の内科に行ったのが3月半ば。結局は精密検査を市民病院で受け、4月2日から入院しました。その母が16日間の入院生活を経て今日退院しました。肺機能に異常があり、投薬治療を受けていましたが、症状も落ち着き あとは通院で良いでしょうと言われました。
先週末から母も 家に帰りたい、もう治ったからと、入院生活に飽き飽きしていたので、待望の退院にますますお口が賑やかになりました。(ちょっと面倒くさい・・笑)

やはり家族が入院すると、何かと日常生活に支障をきたしますね。私も母が入院して改めて母の有り難みを感じました。

父の服の洗濯や父母の部屋の掃除、仏壇とお墓の花の世話、裏の畑の草取り、所用で店を留守にする際の留守番などなど、今まで母に任せっきりだった事が意外と多かった。

今は仕事が忙しい時期で、病院に母の洗い物を取りに行くのは 夕飯の支度、後片付けをしてからの夜8時ごろ。夜はダンナや父ものんびりしたいし、まして息子たちは病院の独特な雰囲気に慣れず行きたがらないので、毎日私が行きました。
元来話好きな母、行けば1日の事を湯水の様に話し続けますが、こちらはそうは長く居られない。4人部屋で他の方にも迷惑ですし。

世話好きで細かい母と大雑把な私はいつも仲良しな嫁姑関係ではないですが、同居して25年、お互いの性格を把握して 言いたい事ははっきりと言う関係になりました。
正直、母がいないと気楽で良いなと最初は思っていましたが、日が経つにつれやはり色々文句や愚痴が出ても一緒に一つ屋根の下で居た方が良いなと感じる様になりました。
まあ、家事が軽減されるのと夜の忙しさがなくなるのが一番の理由ですけど。

当分は家で静養の母をあまりあてにはできませんが、少しは自分だけののんびりした時間が持てるかなとホッとしています。(...仕事の合間にのんびりしていますけどね〜。)

干しわかめ

二日前にご近所さんが海でワカメを採ってきたからとお裾分けしてくれました。この方、父と同じく85歳ですが、よく海に行ってワカメや魚を釣って持ってきてくれます。

大きな株を２つ


これは1度に食べられる量ではありません。生わかめは傷むのも早いので、干しわかめにする事に。
まずはよく水洗いして磯臭さを取り、熱湯にくぐらせます。綺麗な緑色になりました。


それを二日間干しました。昨日は風が強かったので、あっという間に乾きました。


パリパリになったので、あとはジッパーバックに入れて冷蔵庫で保存。ひと月くらいは持ちます。


茎のところは佃煮に。コリコリした歯ごたえです。


お昼ご飯にワカメご飯を作ってみました。お湯で戻したワカメとごま塩を混ぜただけですが、おかず無しで良いくらいモリモリ食べられそう。

たけのこ

たけのこの話題を上げるブロガーさんが増えてきた中、私も誰かくれないかなぁと図々しい期待をしていたのですが、昨日 義姉さんが豊田産のたけのこをどっさり持ってきてくれました。ラッキー！

茹でてきてくれたので手間いらず。


昨夜は早速煮付けました。たけのこと鰹節、醤油、酒、砂糖、だしの素だけのシンプル煮。私としてはシイタケとか鶏肉とかと一緒に煮付けたいのだけど、ダンナがたけのこはたけのこだけで食べたい派なんです。


今晩はたけのこご飯。やはりこれこそ旬の味ですね。私もフィール．パージュさんと同じく白だしであっさりと。


ご飯が炊けたので、あとはから揚げでもやってと思っていた所に、ご近所さんが海でワカメを採ってきたからとおすそ分けに。
ならば若竹煮を作ることにしました。


息子達のご機嫌取りにから揚げもやりましたけどね。
まだ2回は煮付けができるほどたけのこがありますが、そう毎日煮物では飽きるので、明日は青椒肉絲でもやろうかなぁ(ピーマン無しの・・笑)