この本を読みました。300ページくらいの小さな本ですが、内容は深くてタカ長のようなボンクラ頭では理解できないことが多いのですが、それでも教えられること、考えさせられることも多々ありました。
そのようなことを少しずつ書いて行くことにします。気ままな随時投稿です。今日はそのはじめ。
著者が名誉館長をしている「JT生命誌研究館」のホームページから借用した、「生命誌絵巻」と名づけられた画像です。 協力:団まりな 画:橋本律子
地球上にはたくさんの命があります。それを1枚の絵にしたもの、と言えるものです。でも、少し説明しないと分かりませんね。
私たちが目にしているすべての命。
私たちヒトはAから始まり 鳥はBから始まり 花はCから始まり
と言う関係ではありません。すべての命はこの絵の扇の要のところ、この一点から始まっています。
40億年(JT生命誌研究館のホームページには38億年と書かれていますが、ここではこの本に従います。)のむかし、深海の過酷な環境の中にひとつの細胞が生まれました。それがすべての始まりです。
その細胞はDNAを遺伝子として持っていました。そのような研究から、「地球上の生物はすべて、DNAを遺伝子として持つ1種の祖先細胞から進化してきた」と言う答えが出されました。
扇の長さはその40億の時間を示しています。私たちヒトは左上にいます。そのそばにはカワセミもいます。右端には微生物みたいなものが描かれ絵います。そのどれもが同じ祖先細胞からスタートし、40億年を生きて、いま私たちの前にいます。
もとをたどれば、山道や庭で見る花も、、、、、、、、
タカ長が追っかけているタカも同じ祖先細胞から生まれた兄弟と言うことになります。ものごとを長い目で見て、私たちヒトの命を思い、、、、、、、、
私の歳は「40億85歳」だと意識すれば、この目で見る風景が変わるような気がします。
混迷するいまの地球社会を見ると、このような長い目で物を見ることの必要性を感じます。