2年くらい前に買ったこの本に「近ごろ、丸くなっていませんか?」という文章があります。最初の部分は省略して紹介します。
だから団塊世代の人は、いまの自分の若さや活力を信じていいと思います。一昔前の70代とは違いますし、「もう高齢者の仲間なんだから」と老いを受け入れる必要もないのです。
もう一つ、気がついていただきたい大事なことがあります。
もう仕事をしていないんだから、世の中に迷惑をかけないようにしようといったいじけた気持ちにならないでくださいということです。
「仕事をしていない」と考えると、自分はもう世間のお荷物のような気がします。「働いていないのだから遊んではいけない」「贅沢はできない」とつい考えてしまいます。
「迷惑をかけないようにしよう」と考えれば、「あまり要求してはいけない」と自分の要求を抑えてしまいます。「出しゃばらないで、子どもや若い人たちに合わせていこう」と言い聞かせます。
どちらにしても外出や遊びや旅行などは控えて、なるべく家で過ごそうということになってしまいます。自分の欲望は抑えて、周囲や家族に会わせる生活になってしまうのです。
穏やかといえば穏やかな暮らしぶりかもしれませんが、どこかに不満がくすぶっていることになります。「わたしもこのごろ、丸くなったなぁ」と自分を褒めたところで、少しも嬉しくないはずです。
いかがでしょうか。ご同輩の皆さんは丸くなられましたか?
不良長寿を目指しているタカ長にはそのような思いはまったくありません。
それともう一つ、タカ長は「生涯現役」を目指しています。
この場合の「生涯現役」は仕事ではありません。消費者として生涯現役でありたいと考えているのです。と言ってもタカ長はビンボーですから、高価な美術品などは買えません。
でも、たまには女房殿や友だちと昼飯を食べに行くことは出来ます。そのときマイカーで行ったり、タクシーを利用したり、その程度のことは出来ます。タカ長のいう消費者とはその程度のものですが、これも立派な社会貢献であることは間違いありません。
その程度のことを鼻にかけて(?)、大威張り(?)で生きたいものです。
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