先生もつぶやく、生徒もつぶやく。

横浜市でピアノ教室を主宰しています。レッスン中の面白出来事などを紹介中。

ピアノ探訪~ピアノクリニックヨコヤマ、続き

2014-04-03 16:38:27 | ピアノ探訪
代表の横山さんの登場です。

ジュビリーを弾き終わって、お礼を言ったところ、
「このヤマハは弾かれました?」
ときかれ、
はい、全然違いましたと答える。
「どう違いましたか?」

うーん‥。

音の伸びみたいなのが、全然違いました。うちのはこんなに音が伸びがないというか、ひびかないというか‥


「それはもしかしたら、調律かもしれませんよ」

といわれる。

調律??

こちらの調律はヨーロッパで昔からやられている調律の方法だそうです。

「試しに、この音だけ日本の多くの調律師がやる方法で調律してみますね」

と言って、一音だけ変えてもらう。

と!

変わった!!


ひょえ~


横山さんの調律の方法だと、こう音が放物線状に上へ上へ伸びていく感じなのだが、いつもの調律方法だと音が直線的に減衰していく感じ。

だから、ここのピアノはユニゾンのメロディがすごくレガートにひけるのか!と

「この違いはCDでもわかりますよ」
といわれる。

えっ

で、早速CDを聴かせてもらう。
一枚は、有名な日本人ピアニストのスタインウェイを使った、シューマン。
うん、よく聴くような聴こえ方。
こちらは、どうしてもCDだとこういう風な聴こえ方だから、やっぱり生演奏でないと、と思ってしまうような響き方。割と硬質に聴こえる。

もう一枚は横山さんの調律したピアノ。
こちらは、やはりよく音が伸びている。ホールで聴くような感じ。

そして、ヨーロッパのアップライトについても教わる。
普通、ヤマハのピアノは蓋を開ける開けないで、音色がかわるのだが、それがない!音量の差だけだ。
表現もグランドピアノと同じようにできるから、外国のピアニストには自宅にグランドピアノがない人もいるとか。

うーむ‥。

なんとなくわかる気がする‥

その秘密は、ピアノの外側の箱も全部響いているところにあるとのこと。
ピアノは楽器の中で音が響き、どちらかというと外側は楽器のケースみたいなもので思っていたが、本来はそうではなく、表目の箱も全部振動する、楽器なんだと、気づかされました。

そんなこんなで気がつくと3時間もお店にいました。
今更ながら、勉強になりました。

家に帰り、あのジュビリーの感触を忘れないうちに我が家のピアノを弾いてみる。

やっぱり、全然違う~
音が直線で消えて行きます


後日、とりあえず、うちのピアノを一度、横山さんにみてもらうよう、お願いしました。
どう変わるか楽しみです。











コメント
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