先生もつぶやく、生徒もつぶやく。

横浜市でピアノ教室を主宰しています。レッスン中の面白出来事などを紹介中。

鍵盤ガイド 調号・移調用③

2015-05-13 23:57:50 | 鍵盤ガイド
さて、今のところ、シリーズ最後となっている、


鍵盤ガイド 調号・移調用 370円


です。



ピアノも徐々に、調号のついた、黒鍵を使用する曲も増えてきた。

そんな時、従来のものでは、白鍵のみを指し示すので、混乱しやすい。


ということで、作ったのが、こちら。




以前のブログ記事にも少し書いたことがありますが、同僚のS氏の作られたものを、アレンジしています。


黄色のマーカーに、該当の音階を書き入れ、あとは、鍵板と蓋の間に立てるようにセット。

写真は、ト長調(#がファに付く調号)です。



ちゃんとファが黒鍵を示しています。



徐々に、ガイドを頼った視覚頼みではなく、耳と手で、次の音はここ!とわかるようになりたいですね。


そのために必要なものが、「音感」


一時期、ブームになった絶対音感も音感ですが、臨界期があり、大きくなってから身に付けるのは難しいとされています。


その代わりに、身につけられるのは、相対音感。

その相対音感のためのトレーニング方法としても有効なのが、移調奏


このアイテムは、移調奏の練習のお助けアイテムとしても使用できます。



先ほどの



少しずらして、




例えば楽譜に、

    ソ ラ シ ド シ ラ ソ 

とあったとします。

ずらさない方だと(上)、ガイドは、同じ音を指し示しますが、

ずらしている方(下)は、

    シ♭ ド レ ミ♭ レ ド シ♭


となりますが、曲の感じは同じになります。



こういうことがすっとできるようになると、なんとなく感覚で聴ける、弾けるようになってきます。



ピアノの演奏においては、音と音との距離感を感じるというのは、生き生きとした音楽を奏でるための

良い味方の一つだと思いますので、ぜひ、そんな練習もしていただけたら、と思います。


ガイドについてのお問合せはこちらまで





















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