なつかしもん(移ってきました)

70年代から昨日まで人によっては懐かしいと思えるものを置いていきます。
since 2004

E.T.を比較

2006-05-20 02:59:29 | ⇔同じ映画なのに比較
1982年「E.T.」と2002年「20周年アニバーサリー特別版

映画が公開されるまでE.T.のその姿は見る事が出来なかったと思います。
万人が見てかわいいと思えるかどうか…少し疑問の残る姿でした。
映画を観ると親しみがわくのですが。
私は当時新宿ミラノ座で観賞しました。スクリーンサイズがビスタサイズ(DVDもそう)なのですが観ていた印象としてはスタンダードサイズに限りなく近いのではないか?と感じました。なぜかそういう印象を受けたのです。

スピルバーグはこの映画をディズニー映画のように繰り返しリバイバル公開するようにしたい。と言っていたと思います。
そして20周年を向かえCG等で手を加えた特別版を公開しました。
だいたい修正するのは当時技術的に無理で妥協した所を今のテクノロジーなら可能なので、直すということのようですが、出来ばえはどうでしょう?

スターウォーズ」のジャバ・ザ・ハットもそうでしたがCGのキャラクターの質感・立体感がいまいちなんですよね。特に  !独立した感じがないんだよなあ。
CGE.T.を見た時にCGアニメの「アンツ」かと思いました。
細かい表情を出すためにCGにしたのだろうけど、演技過剰です。

思い出として記憶に残っている映画を修正されるというのはどうなんでしょう?


   以下20周年アニバーサリー特別版


スティングは逆? -追加版-

2006-04-20 04:01:24 | ⇔同じ映画なのに比較
映画「スティング」は今までとは逆です。

過去に取り上げた作品の多くはDVD化された時にスクリーンサイズが
上下に黒幕が入り、いかにも「映画ですよ」と思わせようとする仕様でしたが、この「スティング」は最近のTV放送でサイズ変更がなされ放送されました。

はじめて見るサイズに“これが本当のサイズだったのか”と思いました。
しかしDVDを見ると「スタンダードサイズ」。
どういうことだ?
比較をしてみたらTVの方はただ上下に黒を入れただけだったことがわかりました。

今までだと高さが減った場合横にプラス部分が見えてきていたのですが、「スティング」にそれはありませんでした。

もうひとつ気になったことは色です。
TV版とDVD版とでは時間が違うのでは?と、思えるくらい色調が違います。(朝と夕方くらい)  3月30日初出

PS.忘れていました。2005年12月に発売された「スティング スペシャルエディション」は、デジタルリマスター、映像特典付き、英語、日本語吹き替え5.1ch(元はモノラルのはず)、そしてスクリーンサイズは→やってしまいましたビスタサイズ!つまり狭い方。
初めに発売していたDVDは偉かったのになあ。せっかく綺麗にしてスペシャルなのに…はあ~。




犬神家の三種

2006-01-01 02:03:37 | ⇔同じ映画なのに比較
1976年「犬神家の一族」 私に邦画もおもしろいんだな~と教えてくれた作品です。

初めはTVで見ました。その後LDが出て購入。
LDの仕様はニューマスター、そして“劇場公開サイズ初収録”!1×1.5というサイズです。
説明ではこれがオリジナルサイズで劇場ではスタンダードサイズでも上映可能なように撮影され、監督の意向によりオリジナルサイズで収録した。ということです。

DVDが発売され見てみるとスタンダードサイズ。ああ、また左右を切ったのだなとと思い比較してみたら、違いました!オリジナルとされていたものが上下を切っていたのです!
なんだか複雑な気持ちです。どちらがオリジナル?正解なの?

DVDになると色合いが変わるのは普通ですがここまで変わるのは珍しいのではないでしょうか?
写真右がLD版です。LDだけを見ていると色のりが良く、隅々までよく見えていていいなあと見ていました。
そしてDVDを見たらLD版は全体的に緑のフィルターをかけた様に見えてしまうくらい色が抑えられた画作りになっています。

あまり好きになれない画作りです。たいがいDVDになったものを見ると、「こんなにきれいだったのか!」と思うのですが、それがありませんでした。

画作りの話では市川監督作品の好きなところは、まずライティングが良いですね。コントラストが強く光の射している方向がひとつ。例えば時代劇で日本家屋の中にいたら光は障子などから入る横からだけ。上からとか人物の顔の全体がはっきり見えるなんてことはありません。らしくみせるんですよねー。(昔の家の中は暗いものです)
あとカット割り、編集が細かいのも特長ですね。このタイミング、リズムが好きです。

個人的に昔から思っていたのですが、この「犬神家の一族」の観終わった後の感じと「ルパン三世カリオストロの城」を見終わった後の感じは似ているなと思っているのです。
どちらも音楽が大野雄二さんであるというのもあると思うのですが、すごい物語がすべて解決して流れるさわやかな風のようなものがどちらの作品にも感じられるのです。いかがでしょう?






どちらが「ゴッドファーザー」か

2005-12-11 23:45:29 | ⇔同じ映画なのに比較
説明することもないくらい有名な映画「ゴッドファーザー」もDVDになるとまたサイズが変わりました。

長らくスタンダードサイズが元々のサイズだと思って観てきましたが、DVDが発売されて見てみるとワイドサイズになっているではありませんか!
それもただ上下を切って横長に見せ掛けているものではないのです。
(ここの所が一部の日本映画にみられる偽スクリーンサイズとは違います)

でもこれがやっかいなことにスタンダードでは見えているのにワイドでは見えない。逆にワイドで見えているのにスタンダードでは見えない。と、前にも書きましたが両方含んだオリジナルを出してくれればいいんです!

見た目の印象も違います。横に長いと広く感じますが、上下が狭くなったのでなんとなく窮屈な感じもします。(最初にスタンダードを見ているせい?)
色の印象もだいぶ違いますがこれはきっとDVDの方がオリジナルに近いのでしょう。

同じシーンを比較してみました。どちらがお好きですか?



 ●重ねてみた


その時々で最高の「エイリアン」って

2005-11-18 00:29:56 | ⇔同じ映画なのに比較
映画「エイリアン」1979年のソフトも色々なものがあります。
今回はシネマスコープサイズのものが発売されてからのLDとDVDを比較してみました。

スターウォーズ」や「エイリアン」等のマニアがいる人気作は発売するたびにその時の最高の画質・音質で出されます。

スペシャルコレクションLD1995年発売は全体的にソフトな色合いで白色はややクリーム色がかっています。

THX版LD(ルーカスフィルムがオリジナルに迫る高画質・高音質にしたもの)1996年発売
このLDは音声もドルビーデジタル化したものとして発売されました。
これの白色は青みがかっています。

DVD(THX)2000年発売
これはスペシャルコレクションLDとほぼ同内容のDVDです。(特典映像等)
すべてがハッキリしています。白は白!黒は黒!そのせいでそれまで色がついていたタイトルの「AILEN」が白く見えます。
どれが本当の色なのでしょう?

それぞれそれだけを観ているとわからないのですが…。





●おまけ●
これは「エイリアン」の日本版予告篇からのものです。
当時有名だったコピーも付いています。