なつかしもん(移ってきました)

70年代から昨日まで人によっては懐かしいと思えるものを置いていきます。
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映画宝庫 SF少年の夢

2010-12-10 17:18:00 | ☆コレクション
1978年 春 季刊「映画宝庫 SF少年の夢

「スターウォーズ」「未知との遭遇」が公開され大ヒット!
と、言ってもこの本が出版された時は「未知との遭遇」が日本で公開されてはいたが「スターウォーズ」はまだ日本では公開されていなかった。アメリカ公開から1年も間を開けての公開で映画好き、SFマニア、著名人がアメリカに行って観ただけだった。

本格的SFブームが始まった。というか今も続いているからもうブームではないな。

今のように海外の情報、専門的情報が即座に得られない頃の貴重な本です。
現在の「映画秘宝」に多大な影響を与えています。

カラーページは少ないですが白黒を含め写真は豊富です。
そしてなにより活字の情報量はすさまじいです。
どのようなものが書かれているかは大まかなところは表紙、裏表紙に書かれています。

中でも50ページにもおよぶ手塚治虫も参加した「SF映画座談会」が面白い。
今読み直すとなお面白い。

座談会の中でも手塚治虫の発言が一番厳しい。
「スターウォーズにしても未知との遭遇にしても僕は年と共にクラシックになる恐れあると思う。2001年宇宙の旅はクラシックにならないような気がする。」
「ルーカスもスピルバーグも完成されすぎているんですね。手法も勿論そうだし、映画人としても、ところがキューブリックはまだ未知数なんですね。」

座談会でも有名な手塚治虫と2001年宇宙の旅、ミクロの決死圏問題の話が熱く語られています。

他に手塚治虫は「スターウォーズ」「未知との遭遇」を観て育った世代がどんな映画を作るか大きく期待しています。それで東宝特撮、東映特撮の汚点を拭い去ってほしいとも。

どうでしょうその世代の作品もだいぶ公開されていますが。


海外SF映画ポスター

国内パンフレット


スターウォーズ写真がおかしいぞ