3日目最終日の国東半島の旅、六郷満山の古刹が続きます。
富貴寺の次は、その名のとおり、川の中にある「川中不動尊」とそれに隣接する「天念寺」でした。
川中不動尊は川の中央の岩に彫られた摩崖仏ということで、面白いですね。造られたのは室町期ということで、中央に不動明王、両脇には2童子『制多迦(せいたか)童子(向かって左) 矜羯羅(こんがら)童子(右)』 が彫られています。
天念寺は長岩屋山天念寺(ながいわやさんてんねんじ)といい、養老二年(718)に仁聞(にんもん)菩薩が開基したと伝えられる古刹です。
天念寺はかつては十二院坊のあった六郷中山本寺で、本堂には県指定の木彫仏五体があります。 この寺は“鬼会(おにえ)行事”の寺として知られています。この鬼会の行事は旧正月七日の夜、六郷満山寺院から 集まった役僧たちの読経に始まり長さ4mあまりの大たいまつに点火され勇壮な鬼の法舞が行われる行事で国指定重要無形民俗文化財に指定されています。
(以上、九州観光と温泉のHPより)
この周辺は奇岩や秀峰がそびえる景勝地でもあり天念寺耶馬といわれている景勝地です。その秀峰に架かる石橋が「鬼会の里」の裏にあります。「天念寺無明橋」と言います。(以上、九州観光と温泉のHPより)
この景勝地は、修験者の修行の場でもあったようで、この周辺では、修行用の洞窟も見ることができます。
川中不動尊・天念寺のあとは、「長安寺」(
wikipedia)に向かいました。長安寺もまた仁聞(にんもん)菩薩を開基とする六郷満山古刹の一つです。
ここでの見ものは、国の重文指定の「太郎天像と二童子の立像」です。開山1300年記念ということで、間近で拝観してきました。
(長安寺パンフより転載)