秋のノイタミナ作品。少ハリを作ったゼクシズが制作、黒柳監督の新作です。
辞書編纂を描いたストーリーというのが何より新鮮で珍しいと思いました。1話2話観たあたりでもう原作小説が気になり出し、文庫本購入即読んでしまいました。実際原作はとてもおもしろかったです!
ただ、作業工程を地道に追う話な為、アニメにしにくい非常に地味な題材。よくこれをアニメに上手く落とし込んだなぁと読了後は毎週観るたびに感心していました。
キャラクターの表情描写が細かい、セリフ回しも観ている人によく聴きとってもらえるような気遣いを含んだゆったりとした話し方、完成まで15年掛かった、その時間の長さを映像から感じてもらう為に様々な工夫がされていたように思いました。すごい。
そして、原作のどこを取り上げ、どこをカットするのか、アニメとして見栄えがするよう、時にオリジナル要素を加えたりしながら無事、大渡海完成にこぎつけた結末。心から良かったと安堵する自分がいました。
完成を前に病気で亡くなられた松本先生を悼むシーンは長めにとってもらって嬉しかった。回想シーンで思わず胸が熱くなりました。13年後はあまり出番がなかったはずの西岡を多く出したのは、画面に華がなくなるのと動きが少なくなるのを防ぐ為。勿論西岡役な浩史君の存在感を放っておくのも勿体無いですからね。その代わり岸辺ちゃんの見せ場が減った気もしますが…(汗)。あと香具矢さん…馬締の告白シーンの後もっと観たかった。
小説を読んでしまうと、物足りなさが残るのは致し方ないところ。テキストと映像では伝えられるものが違うので。
でも、何事にも不器用な馬締のコツコツ作業を積み重ねる姿勢。それを決して馬鹿にせず、社会にちゃんと貢献しているんだと伝えているこの作品がアニメになって本当良かったです。そして、是非原作も読んでもらって、辞書編纂の奥深さを更に知って欲しいと思います。
辞書編纂を描いたストーリーというのが何より新鮮で珍しいと思いました。1話2話観たあたりでもう原作小説が気になり出し、文庫本購入即読んでしまいました。実際原作はとてもおもしろかったです!
ただ、作業工程を地道に追う話な為、アニメにしにくい非常に地味な題材。よくこれをアニメに上手く落とし込んだなぁと読了後は毎週観るたびに感心していました。
キャラクターの表情描写が細かい、セリフ回しも観ている人によく聴きとってもらえるような気遣いを含んだゆったりとした話し方、完成まで15年掛かった、その時間の長さを映像から感じてもらう為に様々な工夫がされていたように思いました。すごい。
そして、原作のどこを取り上げ、どこをカットするのか、アニメとして見栄えがするよう、時にオリジナル要素を加えたりしながら無事、大渡海完成にこぎつけた結末。心から良かったと安堵する自分がいました。
完成を前に病気で亡くなられた松本先生を悼むシーンは長めにとってもらって嬉しかった。回想シーンで思わず胸が熱くなりました。13年後はあまり出番がなかったはずの西岡を多く出したのは、画面に華がなくなるのと動きが少なくなるのを防ぐ為。勿論西岡役な浩史君の存在感を放っておくのも勿体無いですからね。その代わり岸辺ちゃんの見せ場が減った気もしますが…(汗)。あと香具矢さん…馬締の告白シーンの後もっと観たかった。
小説を読んでしまうと、物足りなさが残るのは致し方ないところ。テキストと映像では伝えられるものが違うので。
でも、何事にも不器用な馬締のコツコツ作業を積み重ねる姿勢。それを決して馬鹿にせず、社会にちゃんと貢献しているんだと伝えているこの作品がアニメになって本当良かったです。そして、是非原作も読んでもらって、辞書編纂の奥深さを更に知って欲しいと思います。