たまてばこ新聞

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レコーダー録画鑑賞「舟を編む」。

2017年01月02日 10時02分29秒 | TVアニメ鑑賞記録
 秋のノイタミナ作品。少ハリを作ったゼクシズが制作、黒柳監督の新作です。

 辞書編纂を描いたストーリーというのが何より新鮮で珍しいと思いました。1話2話観たあたりでもう原作小説が気になり出し、文庫本購入即読んでしまいました。実際原作はとてもおもしろかったです!

 ただ、作業工程を地道に追う話な為、アニメにしにくい非常に地味な題材。よくこれをアニメに上手く落とし込んだなぁと読了後は毎週観るたびに感心していました。

 キャラクターの表情描写が細かい、セリフ回しも観ている人によく聴きとってもらえるような気遣いを含んだゆったりとした話し方、完成まで15年掛かった、その時間の長さを映像から感じてもらう為に様々な工夫がされていたように思いました。すごい。

 そして、原作のどこを取り上げ、どこをカットするのか、アニメとして見栄えがするよう、時にオリジナル要素を加えたりしながら無事、大渡海完成にこぎつけた結末。心から良かったと安堵する自分がいました。

 完成を前に病気で亡くなられた松本先生を悼むシーンは長めにとってもらって嬉しかった。回想シーンで思わず胸が熱くなりました。13年後はあまり出番がなかったはずの西岡を多く出したのは、画面に華がなくなるのと動きが少なくなるのを防ぐ為。勿論西岡役な浩史君の存在感を放っておくのも勿体無いですからね。その代わり岸辺ちゃんの見せ場が減った気もしますが…(汗)。あと香具矢さん…馬締の告白シーンの後もっと観たかった。

 小説を読んでしまうと、物足りなさが残るのは致し方ないところ。テキストと映像では伝えられるものが違うので。

 でも、何事にも不器用な馬締のコツコツ作業を積み重ねる姿勢。それを決して馬鹿にせず、社会にちゃんと貢献しているんだと伝えているこの作品がアニメになって本当良かったです。そして、是非原作も読んでもらって、辞書編纂の奥深さを更に知って欲しいと思います。
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レコーダー録画鑑賞「文豪ストレイドッグス」。

2017年01月02日 09時24分22秒 | TVアニメ鑑賞記録
 春からの1クール、秋からの1クール、合わせて2クールの分割でした。1クール目では、キャラクター紹介(能力ふくむ)に終始した感があり、全く話に入り込めなかったのですが、2クール目はそれまでの積み重ねがしっかり生きてきて十分に楽しむことが出来ました。

 文豪と呼ばれる小説家と同じ名前にし、代表作を由来にした異能力で戦う、少年マンガらしい設定。最初は、所謂偉人の方々を弄ってふざけているような気がし、正直好きではありませんでした。そのうちに別物だと思い、少し気にならなくなりました。慣れとはおそろしいものです(爆)。

 お気に入りのエピソードは、やはり2クール目初っ端の黒の時代編。太宰に大きな影響を与えた織田作之助(織田作)の存在感がすごかった。というか諏訪部君をキャスティングされた時点で自分の負けは決定していたと(爆)。自らの美学に殉じて散った彼の生き方はアニメが終わった今も強く残っています。

 織田作は別格として、敦も感情移入したくなるキャラでした。ビジュアルがドンピシャ過ぎました。観ているだけで無条件に可愛いと思えるデザインにやられた感じ。

 群像劇ゆえ、登場キャラが多く名前や能力を覚えるのが大変、なおかつ世界観&設定もだったので、最終的にはわかろうとするのを諦めました(汗)。異能力者集団三つどもえのバトルを制し横浜を火の海にされぬよう守るストーリー、とシンプルに考えれば普通に熱血少年マンガのノリ。終盤、敦と芥川の共闘がなかなか熱かったです。

 未だに異能力とは、そのルーツとは?についてどなたかに教えていただきたいくらい疑問に思っていますが、原作を読んでっていう話ですよね(汗)。熱が冷めていなければいつか読むかも??

 ボンズ作品は、自分の場合タイトルにより好き嫌いが分かれるところではありますが、今作は好きカテゴリーでした。ヒロアカの次の作品に期待しています(おい)。
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