たまてばこ新聞

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CS録画鑑賞「宇宙の騎士テッカマン」。

2018年04月09日 10時20分18秒 | TVアニメ鑑賞記録
 リアタイ時は中学生でした(爆)。当時にしては非常に大人っぽい設定にたちまち夢中になりました。悲壮感溢れる最終回(理由は打ち切りと大人になって知る)もインパクト絶大、だからこそ今回のAT-Xでのオンエアでは、おぼろげだった記憶を確認したいという思いが強かったです。

 スタッフクレジットにSF考証の方がいたのですね。当時明らかになっていた科学知識の範囲内だけど、今観ても説得力があります。勿論、アニメなので誇張や架空の技術もあるんですが、ぶっ飛び過ぎないさじ加減が絶妙。

 最も時代を感じるのが、「公害」というワード。現在ほぼ死語化してるような?(使われる時は過去の訴訟報道か?)公害で地球汚染が進み、あと3年以内で人間の住めない惑星になる、って…タイムリミット無さ過ぎ!(汗)当時は大気汚染、水質汚染などが深刻で、「このままじゃ地球ヤバい!」みたいな風潮でした、確かに(遠い目)。

 40年後の現在、地球はとりあえず持ちこたえていますよ~(苦笑)

 ストーリーも、城二とアンドロの確執で仲良しチームが当たり前だった正義側(70年代作品なので敢えてこの言い方)には無かったドラマが生まれ、ストーリーに深みが出ました。序盤の城二は何かといえばアンドロを疑っていたからなぁ(苦笑)。そんな中、ひろみとムータンの存在は癒し。ひろみ役の上田みゆきさんは清楚という言葉がぴったりくる声優さんです(ダイモスのエリカ♡)。

 各話のタイトル、特に敵の作戦名がタツノコらしいおふざけも入っていて、お子様番組ぽく見えるのですが、中身はめちゃくちゃハードな回ばかり。地球のお偉い方の欲まみれな心につけ入る作戦などは、全然古くないです。捨てても良い回が無い作品は本当に珍しい。

 キャスト陣も豪華、特にアンドロの山田康雄さんが素晴らし過ぎ!飄々とした中に哀愁もあるところとか。ルパンより彼のほうが自分は断然好き。その他の方もみなハマリ役でした。けれど、山田さんのほか、内海賢二さん、滝口順平さん、中江真司さん、徳丸完さんが故人となられており、さみしい限りです…。
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