tamagoのドイツ滞在記

ドイツ、キールに住んで、体験したことや思ったことを書きとめていくブログです。

友人宅にて

2015年04月08日 | 生活










お友達のSさん、Nちゃんご夫妻に招待された時の食卓。


メインはサムギョプサル!とっても美味しくいただきました。

この日のホスト、Sさんは夫が左利きだということを覚えていてくれて、
ほら、カトラリーの配置が左利き仕様になっているでしょう?
おもてなしの心遣いに、じーーーん。

Nちゃん、今とても忙しくされているのを知っているよ。
美味しいお料理をどうもありがとうね


ミュンスターで過ごしたときのクラスメイトは、
私が引っ越すときにイタリア料理の本と下の言葉を贈ってくれました。
“Different is beautiful. You'll meet lots of beautiful peaple in the future.”
…良い言葉。残響はいつも心にあります。



気がかりは、我が夫がビールを飲み過ぎやしなかったかしらということ…。

お土産のパスタで。。

2015年04月06日 | 料理、食材、レシピ






ナポリの美味しいパスタを使って、さっそく色々作ってみました。







カニとエビ、ムール貝のクリームソース。

調味料が決め手!






ウニのソース。

特産のパスタに濃厚なソースがよく絡みます。







ボローニャ風ミートソースをリガトーニで。







こちらはナポリ風のソース。

上のようなひき肉ではなく、塊肉を使います。
できれば色々な肉を取り合わせて白ワインとブロード、トマト、バジルで気が遠くなるほどじっくり煮込むもの。
肉がほろほろと煮崩れて、良い感じに。

極めてシンプルなレシピなので、素材がものを言います。
ナポリの肉やハーブだったら良いのでしょうけれど、どうもドイツの食材だと力不足のような気がします。
(特に牛肉は匂いも強いですし。)
なので、下ごしらえで肉類の臭み消しをしっかりと。。


現地のレストランでは、パスタを山型に組んでこのソースをマグマに見立てたヴェスビオ火山風のお料理をいただきました。
ソースが凝縮されていて、パスタの内側に詰められたリコッタチーズで味が中和されるというもの…。
美味しかった。。







前日には、煮込んだお肉をいただきました。

パルミジャーノ・レッジャーノと、黒コショウをたっぷり効かせて



これでナポリのお土産もあらかたお終い。さみしい~

ナポリ旅行 街の様子と美味しいもの

2015年04月04日 | イタリア



さてさて、ナポリ市街地の写真と美味しい食べ物を紹介していきます






ナポリ王宮とプレビシート広場。
小高いヴォメロの丘頂上に見えますはサンテルモ城。


プレビシート広場は数日前にヴァチカンから法王が来て演説した場所です。
だからなのかな…?
思っていたよりも街は綺麗でした。

イタリア人のクラスメイトが、
「うへ~、なんでナポリなんて行くの?」って言っていたくらいだったので…。

イタリアの人って、北と南(ローマ以北と南部)では性格が異なると言われていて、
…というより北イタリア人はそう言っていて、自分たちがイタリアを支えているという自負を持っているようです。
なので、南の人間に対しては怠け者だとか、いい加減だとか、辛口の意見を聞くことが多いです。。












下町スパッカ・ナポリ。

「ナポリを二分する」という意味のスパッカ・ナポリですが、
ここは名前そのままの目抜き通りです。
真っ直ぐな道がどこまでも続いていくでしょう?

この通りを中心に細い路地が複雑に交錯していて、古いもので15世紀の建物が残っています。

治安については色々言われていますが、写真でも分かるように観光客でとても賑わっているので、
荷物に気をつけて大通りや人の多いところを歩くぶんには、そこまで心配することもないかなという感じでした。







お菓子屋さんもたくさんあります。
スフォリテッラやババといった濃厚なナポリ菓子を食べましょう~
どこもミニサイズのものが充実しているので、有名店の味を食べ比べできます。

この旅行では、2店舗のお菓子を味見…ああ、滞在が短すぎる。。







奥はこんな雰囲気。
細くて薄暗い路地が張り巡らされています。







非常にディープなもうひとつの下町エリア、スペイン人地区。
こちらはあまり治安が良くない場所ということで、入り口で写真だけ。










街でちびっ子を釘付けにしていた等身大(?)コナンパネル。
「探偵ショップ」なる店の前に飾られていました。

店内を見てみると、変装グッズや隠しカメラ、盗聴器が並んでいるではありませんか!
はーん…探偵グッズね、ターゲットにはなりたくないわ;







上の探偵ショップがあるのはショッピングエリアへの入り口、キアイア通りです。

旅行者も地元民もいっぱい。
地元の人々の服装のイメージは、若い男性はマッシブに力強く、若い女性は切れ味よくという感じかな。
レザーアイテムを着用している人も多かったです。
上の世代になるとぐっとコンサバになって、素敵なジャケットをお召しになっている老紳士や
クラシックなコート、ハンドバックとパンプスで歩いている御婦人方も見かけました。

道は石畳が多いので、ヒール靴はちょっと厳しい。。






プレビシート広場とキアイア通りに面する有名カフェ、ガンブリヌス。
ここでは本場のナポリコーヒーをいただきましょう!

いつも賑わっていますが、ちょうどテラス席が空いて座ることができました。
店内には喫茶スペースの他、バールや菓子売り場も併設されています。







オーダーに迷い、、

カフェ(奥:エスプレッソ)と、カッフェ・アッラ・ノッチョーラ(左:ヘーゼルナッツ風味のコーヒー)、カフェ・ノンノ(右:コーヒーシェイク)。

本場のナポリコーヒーは普段飲んでいるものとは全く違って、
コーヒー豆っていうのも一種のフルーツだよね、という感想をまず持ちました。
つまり、コーヒー豆というフルーツをうんと凝縮してジュースにしたような…。

アレンジメニューもとても美味しい!
しっかりした甘さで、歩き疲れた体に染みわたります。



食べ物編に入ってまいりましたよ!

何を食べても美味しかったな。。
太陽の味…?シンプルなものがとても美味しいのです。

北イタリアと違って全体的に塩気があまりきつくなく、魚介を使ったものも多いので、
美味しいものを味わえて、なおかつ胃があまり疲れないところも気に入りました。







ナポリ発祥のマルゲリータ!

生地はもちもちで厚みがあり、中心部はトマトソース、モッツアレラと合わさってとろけます。

お、おいしい。。







これもスペシャリテ、水牛のモッツァレラ。

ダイオキシン汚染のことが以前取り沙汰されていましたが、
気にせずいただきますよ、ハイ。

力強い噛みごたえ、まろやかな風味、なかから溢れる水分。。

お、おいしーーい!







何てことのない店のトマトソーススパゲッティ。

う、うまーーーーい!
香味野菜の味はほとんどせず、トマトとオリーブオイルと少々のバジルの風味が鮮やかです。

いたってシンプルで、何の変哲もないのに、何でかな、何でこんなに美味しいのかな…。


ナポリを訪れたら、凝った料理よりもこういった素朴なものが断然おすすめです。
やっぱり太陽の味という漠然とした表現になってしまうのですが、
素材が驚くほど力強いので、それをストレートに味わえるものをぜひ!







ワインを飲み飲み、、
食べたものを全て列挙したいくらい。。







レモンは、ナポリ湾に浮かぶカプリ島の名産です。

レモンジュースは本当に果実生絞り。
これを飲むと、ひと口で目が覚めます!


こういう強烈な味は、記憶に鮮明に残ります。
たまに思い出しては、「あーまた味わいたい」となるのです…呪詛的。




こんな感じで、ひと通りナポリ旅行のトピックをお伝えできたでしょうか。


今度は余裕をもって行きたいと思います





ナポリ旅行 ポンペイ

2015年04月02日 | イタリア







ポンペイもね、、
いろいろあったのですが、ひと通り書いていこうと思います。



飛行機の関係で滞在が1日減ってしまったので、
ポンペイ観光は効率を考えて、半日タクシーを手配することに。

ホテルから遺跡に送ってもらって2時間のフリータイム、その後ナポリ市内へ戻ります。
もちろん鉄道でも簡単にアクセスできるのですが、
時間制限がないとどっぷり入り浸ってしまうであろうということと、
昨日の今日であまり気を張りたくなかったのでね。。

ともかく、湾岸沿いはとても気持ちの良いドライブコースでした。






マリーナ門でチケットを買って、入場です。

すぐに巨大な神殿群のエリアへ入ります。
遺跡の規模はとにかく大きくて、端から端まで歩くだけでも30分ほどかかります。

急いで歩くつもりが、とっても愛想の良いお嬢ちゃんがいて「ばぶー」なんて寄ってくるもので、、
思わぬ刺客がひそんでいるものです…。







ポンペイのメイン通り、アボンタンツァ。
遺跡のなかは迷いやすいので、大通りを基準に地図を見ると分かりやすいと思います。

高低差のある足場の悪い道が続くので、歩きやすい靴は必須です。
私は足がぐにゃぐにゃなので底の厚いブーツを履いていったのですが、
足首をホールドしてくれて良かったです。

登山用やハイキング用のシューズあたりでもオーバーではない感じでした。







2000年前の生活感が細やかに伝わってきます。
発掘された当時はそれは衝撃的だったのでしょうね。。









闘技場周辺。


巨大な松が生えていて、大きな松ぼっくりが落ちています。













フォロ(広場)です。

街の中心で、かつては市場や商店が立ち並んでいました。
ヴェスビオ火山を背景に、ゼウス神殿が聳えていました。







フォロをヴェスビオ門側に歩いたところにある軽食レストラン。

新しく内装もきれいでピザやサンドイッチが美味しそうでした。
ちょっとこだわった食料品や雑貨なども売っていましたよ

味見してみたかったのですが、
この旅行中にどうしてもナポリでナポリピザが食べたい!と思っていたので我慢…。
アイスクリームくらいは良いかな…?と思ったものの、時間も時間だったので先を急ぎます







どこかで見たことありませんか…?

そう!アレクサンドロス大王とダレイオス一世の決戦図です。
ここのものはレプリカで、本物は博物館に収蔵されています。





悲劇詩人の家、玄関口。


“猛犬注意”のモザイク。
目のところに赤いタイルが使ってあったりして、怖い雰囲気が出てます!






こっちは本物の猛犬…?
野良犬が結構います。

幸せそうな顔で寝ていること。
これでは番犬にはなりませんわな。



こういう場所が好きでいちいち立ち止まってしまうので、2時間あっという間に過ぎてしまいました。
見学場所を絞っていく分にはちょうど良い時間という感じです。

うーー、もう1回ゆっくり行きたい!







那波里湾十七景

2015年04月01日 | イタリア












海沿いに泊まる利点は、朝に夕にナポリ湾の景色を堪能できることに尽きます










朝起きたら、ヴェスビオ火山に日が昇るのを眺め…。






その辺りを散策するも良し。






開放的な窓辺で朝食をとりながら海を眺めるのも良い気分。









朝ごはんを食べ過ぎてお腹いっぱいになったら、お部屋に戻って休むのも至福の時…。









屋上のテラスからは、大パノラマを見ることができます






卵城を見ながら観光に出発












夕方、宿へ戻ってくるときに海岸沿いを歩くのもとても良いです!

何かと緊張することの多いナポリですが、この地区は比較的治安が良く、
リラックスできます。






はぁ、もう帰りたくない。。






え、もうチェックアウトの時間?


4月のあれこれ ナポリ旅行のいきさつや雑感

2015年04月01日 | 生活



ナポリより帰宅しました。

帰ってくると早速オルカーン(嵐)に見舞われ、今日はヒョウが窓に叩きつけています。
ああ、北国に帰ってきちゃったな。。


短い旅行でしたが、予定を詰め込んだのとアクシデントが重なったので、
脳内アドレナリンが大量に分泌されて(?)かなりハイテンションになっていたらしく、
帰ってきてからは反動が来てぼんやりしています。

一日中歩き回って睡眠時間も少なかったもんね。

旅行の最終日(3月29日)にはサマータイムが開始され、前日夜に時計を1時間進めて寝ることに。
…ということは、もともと少ない睡眠時間から、さらに1時間削られるわけで。。


4月は旅行の疲れを癒すことからスタートです。

今月の第1週はイースター休暇なので、ゆっくりできそうです。






空港からタクシー…のはずが、なぜか陸路でナポリ入り。


いろいろな事情で予定していた飛行機、ナポリ直行便に乗れず、
翌日にローマへ飛んでそこから特急列車でナポリへ向かうことに。



〈ここから緊張と弛緩の繰り返しであります。〉



ローマ駅では、列車を乗り逃がしてしまったの。
イタリアの列車はアナウンスがひどくて、遅延も日常的なの…。
この日もインフォメーションとは違うホームに列車が来て、静かに出発してしまったの…。

乗車できなかった人たちがあふれ、もしやナポリにたどり着けないのでは…という考えが頭を過りましたが、
後発車のチケットに代えてもらうことができてひと安心。

3、4番ホーム間のレッドボックスでチケット変更を手配してもらえました。


人が集中して満席だったので、夫と席が離れてしまったのは残念でしたが、
ビジネスシートは快適で、夕暮れの景色も楽しめました。



ナポリ中央駅からはタクシーでホテルへ向かったのですが、
とにかく渋滞がすごくて、クラクションが鳴りまくり、すっかり雰囲気に気圧されてしまうことに…ひぃ。

運転手さんは押しが強く、これは悪名高いタクシーナポレターナのぼったくりなのでは…?
ここでもまた緊張が高まります。

いえ、運転手さんは公正できっちりした仕事をする方だったのですが、
まあ合流ポイントや信号のない交差点に突っ込んでいくときなんか、すごく気丈夫なのですよ。(良く言えば…ね。)


ホテルに着くころには、とっぷり日も暮れ、心細さMaxです。
タクシーのドアを係員さんが空けてくれ、暖かいロビーに通してもらったときには、
はふゅ~~~、、、(←この辺まだまだお気楽。)



でもね、チェックインが一日遅れると事前にホテルへ連絡していたのが
うまく伝わっていなかったらしく、レセプションのスタッフが長々と確認に追われているではありませんか。
どうも予約していたお部屋はすでに埋まっていそうな雰囲気…;

何かあるときには、ホテルグループ全体の窓口へメールすることになっているのですが、
本部から現場への連絡がうまくいっていなかったみたいです。


もしやここまで来て宿無しになってしまうのかしら…ヒィ。
心細さを通り越して、何だか気が遠くなります。
横を見ると、夫の目にもうっすら涙が。。

ああ、彼も限界が近いか…。
そうなったら、私がもうひと踏ん張りしなければ(!)気を取り直しました






お部屋の窓からの眺め。



結局予約していたグレードのお部屋はふさがってたのですが、
代わりのお部屋へ案内していただけました。

ひと通りお部屋や設備を説明してもらって、「ごゆっくりどうぞ」となって、
もうここまで来ると、膝からくずれましたん。。

本当にリラックスできる、良いお部屋でした。






別の日、夕暮れのルンゴ・マーレ。


このまま寝てしまおうかとも思いましたが、
食事処の予約もあるので、再び喧騒のなかへ出ばっていきましたとさ。

何だかんだあった割には、あまり疲れを感じなかったので、
やはり脳内でいろいろな物質が勢いよく放出されていたのかな






お土産いろいろ。


滞在中は危ないこともなく、無事に過ごせました。
短い時間でこなせたのは、計画していた旅程の半分ほどでしょうか。


諸々ありましたが、どうやらナポリにはまってしまったようで、
(アドレナリン効果?)
今度はゆっくり行きたいな~ というのが総じての感想でございます。


また街の様子など、写真をアップしますね!