一年ぶりの観劇。今回はミュージカル「貴婦人の訪問」です。
◆なかなかの豪華メンバー
ストーリーはというと。。。
億万長者の未亡人となったクレア(涼風真世)が財政破綻寸前の故郷、ギュレン市に戻って来る。
人々は、かつての恋人アルフレッド(山口祐一郎)がクレアに財政援助を頼んでくれることを期待していた。
そして、クレアを迎える晩餐会。大々的な市への援助を約束したクレアだったが、多額の寄付金と引き換えにある条件を提示する。
それは。。。「アルフレッドの死」。
クレアの目的は?
そして家族や友人がアルフレッドに対して下した決断とは。。。
まず山口祐一郎さん演じるアルフレッドの、なんとも情けないダメ男(笑)ぶりと、涼風真世さんの鬼気迫る演技に引き込まれました。
特に涼風さんの歌唱力と声量そして目力は圧倒的。
あんなに細いのにどこからあの声が。。。
その脇を固める、今拓哉さんはじめ芸達者なオジさんたち(笑)がまたいい。
たった一人の子役の女の子もかわいくて目が離せません。
重いテーマですが、コミカルな場面もあり、メンバーの歌や合唱、ダンスも素晴らしい!
驚いたのは物語のラストシーン。
「!!」
今までみた作品とは全く違いました。。。
もうひとつ驚いたのは、ずっと録音だと思っていた音楽(オーケストラの演奏)が、実は舞台袖での生演奏だったこと。
開演前に楽器のアップの音が袖から聴こえていたのですが、あまりにも完璧なのですっかり録音かと。。。
お見事です!
(2016.11.04)