三菱一号館美術館で開催中の「吉野石膏コレクション展」に行きました。
なかなかの逸品ぞろい。しかも日曜午後なのに空いていてストレスなし(日曜午後3時入館)。
バルビゾン派のコローやミレーに始まり、印象派、ポスト印象派、フォービズム、キュービズム、そしてエコール・ド・パリのシャガール(作品数最多)まで72作。三菱一号館美術館の小部屋を生かした年代順・作家別の展示構成もわかりやすくてとてもいい展覧会だと思います。
気に入った作品を少しだけ。
◆モネ「睡蓮」 この頃(1906)の睡蓮がいちばん好きです
◆モネ「テムズ川のチャリング・クロス橋」 これはぜひ実物を!
◆ピサロ「ボントワーズのル・シェ」 なんとも心温まる作品
◆ルノワール「庭で犬を膝にのせて読書する女」
光、特に右手のひじに一筆添えられたホワイトが絶妙です。
◆ゴッホ「静物、白い花瓶のバラ」 この作品の修復中の写真があります(森絵画保存修復工房さん)
◆マティス「緑と白のストライプのブラウスを着た読書する若い女」 オーソドックスながら色彩はさすがマティス。
◆カンディンスキー「適度なヴァリエーション」 カンディンスキーが好きなのですが、これは特に気に入りました。
山形美術館と作品を所有する吉野石膏美術振興財団のサイトでも作品を見ることができます。
(2019.11.17)