久しぶりにホキ美術館で写実絵画の極みを見たくなり12年ぶりに訪問。
住宅地のど真ん中にユニークな外観のホキ美術館
明るくシンプルな回廊型のギャラリーはとても見やすく、かなり接近して細部を確認することもできます。
前回(2012年)も見た名作の数々に加えて新作も多く展示されていましたが、作品の幅が広がったように感じました。また「作家の視線 過去と現在そして」という企画展では同じ作家の裸婦像や静物画が旧作から新作まで3~4枚展示されていてその変化が興味深い。
どの作品も驚くほどの細密描写ですが、特に三重野慶さんの作品に強く惹かれました。
三重野慶「ひかりのはなし」
三重野慶「信じてる」
相当近くで見ても写真にしか見えない、いや実際にそこに存在している人としか思えない。写真には出せない存在感というか空気感そして何か物語があるのです。素晴らしい。
巡回展に出品中のものもありますが各作家の新旧100作以上の作品を見ることができます。ぜひ美術館で実物をご覧になってください。一見の価値があります!
(2024.08.12)