◆東京都美術館で開催中の「エゴン・シーレ展」
実はシーレは以前はあまり好きではありませんでした。人物のデフォルメや暗めの色調などクセがちょっと苦手で。。。
それが4年前に「ウィーン・モダン展」でシーレのドローイングを見てその線と表情に感動!以来大好きな画家になりました。
◆ウィーン・モダン展(2019.6 国立新美術館)
◆「マリア・シュタイナーの肖像」(本展には出品されていません)
今回は火曜日の12時~の予約で入場。作品によっては少し人だかりもありましたがスムースに見ることができました。
シーレの作品はおおむね年代順に展示されていますが、前半はクリムトなど同時代の作家の作品が多くシーレは少なめ。後半に「女性像」「風景画」「裸体」といったテーマでまとめて展示されていました。
今まであまり見たことがなかったのはシーレの風景画。
◆モルダウ湖畔のクルマウ(小さな街Ⅳ)
◆吹き荒れる風の中の秋の木(冬の木)
◆鉛筆画の風景スケッチもなかなか良かったです
※なおこの風景画のブースのみ撮影可です。照明もいい感じでした。
そしてシーレの真骨頂(と思っている)人物、特に女性像はやっぱり素晴らしかったです。
◆横たわる長髪の裸婦
◆頭を下げてひざまづく女
◆縞模様のドレスを着て座るエーディト・シーレ
それにしても第一次世界大戦争が終わりさあこれからというときにスペイン風邪で妻とともに亡くなったシーレ。28才は若すぎます。
◆最後に展示されていました
ミュージアムショップは品数も多くなかなか面白いグッズもあり賑わっていました。
(2023.02.14)