![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/0d/2582afa10ce0314d6697d9b8d4c1f9ed.jpg)
池田敏博を偲ぶ展
広い会場に60号~100号ほどの大きな作品が展示されている
暫くそこに佇んでいると、目がチカチカしてきてしまう
頭もくらくらしてくる。
目の錯覚を利用されているからだろうか
それにしても緻密に描かれている
キャンバスにアクリル絵の具での手書き作品
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/2f/dc3a91b97540877050edbc90b9c6d857.jpg)
エネルギーの塊が放出されているように感じる
幼稚園からの幼馴染が高校を卒業後
某音楽大学のデュプロマを卒業し
フランスへ渡った。彼女はハープ演奏者
そして池田氏とはフランスで知己となる。
池田氏は学芸大を卒業し暫く体育の先生をしていたが
趣味で絵をやりたくて絵画教室へ通うはずが手違いで
受験科に入りたまたま受けた芸大に受かってしまった。
そして芸大卒業後フランス政府給費留学生としてパリへ
そこで運命的にも某画家やエージェントと出会い
パリにて作品を描き続けるが2010年癌を宣告され帰国
2011年享年62歳で死去
回顧展は母校で今年の夏に行われ、
今回池田氏の作品をいくつか所蔵していた幼馴染は
池田氏の同級生・友人方々と偲ぶ会をひらいたという
遺作展に寄せて by 野見山 暁治/東京芸大名誉教授 の言葉を借りる
「・・・ブティックのショーウインドウで、商品の傍ら、あるいは
背景に置かれたとき、つまり物と一体になったとき画面は輝き出す。
これは池田君の目指すものではなかろう。自分の作品だけのウインドウを
作りたかったはずだ。画家はいつでもその過程の途次で未来を断たれる。」
そう、彼の作品はこれ自体だけを見てると疲れてしまう。
だけど、ショウウインドウの中やショーのバックとしてみる時
流動的な絵はすべて動き始め
後ろから絶え間なく商品を前へ押し出すエネルギーを流し始める。
wonderland・・・
ぜひぜひチャレンジを!
でもこんな効果なくてもmagic world・・・^^V