樹間暮のきまぐれライフ

ゆったりと・・・残りの20年は過ごせそうにないけれど、きまぐれな日々の生活を少しだけでも記憶の底に残しておくきっかけに。

遺作展

2012-11-05 22:22:27 | 日記

池田敏博を偲ぶ展


広い会場に60号~100号ほどの大きな作品が展示されている
暫くそこに佇んでいると、目がチカチカしてきてしまう
頭もくらくらしてくる。

目の錯覚を利用されているからだろうか

それにしても緻密に描かれている
キャンバスにアクリル絵の具での手書き作品



エネルギーの塊が放出されているように感じる


幼稚園からの幼馴染が高校を卒業後
某音楽大学のデュプロマを卒業し
フランスへ渡った。彼女はハープ演奏者
そして池田氏とはフランスで知己となる。

池田氏は学芸大を卒業し暫く体育の先生をしていたが
趣味で絵をやりたくて絵画教室へ通うはずが手違いで
受験科に入りたまたま受けた芸大に受かってしまった。

そして芸大卒業後フランス政府給費留学生としてパリへ
そこで運命的にも某画家やエージェントと出会い
パリにて作品を描き続けるが2010年癌を宣告され帰国
2011年享年62歳で死去

回顧展は母校で今年の夏に行われ、
今回池田氏の作品をいくつか所蔵していた幼馴染は
池田氏の同級生・友人方々と偲ぶ会をひらいたという

遺作展に寄せて by 野見山 暁治/東京芸大名誉教授 の言葉を借りる
「・・・ブティックのショーウインドウで、商品の傍ら、あるいは
背景に置かれたとき、つまり物と一体になったとき画面は輝き出す。
これは池田君の目指すものではなかろう。自分の作品だけのウインドウを
作りたかったはずだ。画家はいつでもその過程の途次で未来を断たれる。」

そう、彼の作品はこれ自体だけを見てると疲れてしまう。
だけど、ショウウインドウの中やショーのバックとしてみる時
流動的な絵はすべて動き始め
後ろから絶え間なく商品を前へ押し出すエネルギーを流し始める。

wonderland・・・




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2 コメント

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Unknown (海山人)
2012-11-07 22:05:55
ん、、、私も、こんな効果を使って、撮影してみたいです(笑)
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Unknown (樹間暮)
2012-11-08 22:30:14
海山人さん
ぜひぜひチャレンジを!
でもこんな効果なくてもmagic world・・・^^V
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