樹間暮のきまぐれライフ

ゆったりと・・・残りの20年は過ごせそうにないけれど、きまぐれな日々の生活を少しだけでも記憶の底に残しておくきっかけに。

リベンジ

2009-07-23 22:54:27 | 日記
丁度3年前、山を歩き始めて1年目。山岳会に入って半年たった夏に西穂高へ連れて行っていただきました。新穂高ロープーウエイで7分、2156mの西穂高口駅に到着。そこから約1時間30分で通年開かれている西穂高山荘に着きます。その日も雲ひとつないよい天気でした。向いの大きな笠が岳の雄姿が目に焼きついています。山荘から1時間30分で独標、そしてその先、下り登りを繰り返しピラミッドピークがありその先に西穂高の頂上はあります。3年前、どうにか独標までいけたのですが、その先の岩だらけの崖、40度はあろうかというその崖(当時はそう見えたのですが)が怖くてどうしても下りれず、私はそこから山荘に引き返したのでした。
           
        独標から上高地を望む

今回そのリベンジ。7/20本日のメンバーは前回同行してくださった仙人と、殿と姫と雪女の私の4人。金沢を出るときは雨が降っていて、上高地と相性の悪い私がいるため現地に入るまでは雲も厚く、どうなることか・・・今日も歩けないかなあ~との心配をよそに、なんだか明るくなってきたのです。ロープーウエイで上ればまぶしい太陽。前回感動した笠が岳がまたもや優しく微笑んでくれていました。独標まで足取り軽やか。こんなにスムーズに行けるなんて・・・嘘のようです。独標で一息いれて、さて問題の反対側の崖へ取り組みました。3年前の印象がまったく変わっているのには自分でも驚きました。
                                 
以前なんでここを下りれなかったのだろうか・・・今回多少緊張しましたが、焦らずゆっくり下りればまったく問題なくピラミッドピークに到着。
                    
            一山巻いてその先が西穂高の頂上


    
怖さの克服は経験値なのでしょうか。この歳で、できなかったことを少しづつ自分の中に取り込みながら越えていくことの楽しみを見つけた気がします。ピラミッドピークから見渡す奥穂高。帰路になったであろう重太郎新道も見えました。いつかあそこを歩くのだろうという思いがふっとよぎります。ピラミッドピークから山頂まではまだまだ険しいクサリ場の連続。1/3ほど試してみましたが、何とかいける!という自信がついたこと、これが今日のリベンジ登山の収穫でした。
         
        西穂高より先、ジャンダルムを越えれば奥穂高(日本で3番目に高い)

  
   左が西穂高、真ん中がピラミッドピーク、右が独標

                        仙人さんと殿さまに感謝感謝。

皆既日食

2009-07-23 07:22:18 | 日記
昨日は、日本で見れる46年ぶりの皆既日食
昔はセルロイドでできた下敷きで眺めた覚えがありますが、それは目を傷めるからやってはいけない、という近年。

会社ではその時間そわそわ・・・
社長が「見えた見えた!」というその声で、皆いっせいに飛び出した。
色の濃いファイルを3枚ほど重ねて空を見上げるが、あまりはっきり見えない。
さてはて・・・と思案していると社員の一人が
フロッピーの要らない分をなにやら。
中にはいっているソノシートのような記憶媒体。それでみると
ばっちり!

金沢では三日月のようにみえるときいていたけど、そうです、上側に三日月が残る形で見えました。11時頃でした。
テレビでのダイヤモンドリングもステキだけど、こうして肉眼でみる三日月型太陽はもっと実感があってよかった。やはり百聞は一見にしかず、なんです。

明日登るはずだった奥穂高の前に

2009-07-18 18:08:56 | 日記
今日の山行は大雨で中止。この日のために色々と準備していたからちょっと残念だったけど、人の多さとこの大雨。明日も雨の予報を考えるといい結論だったと思う。
今日、いけなかったけどその穂高のクサリ場に備え、靴を新調した。穂高に登っている途中でまめができると皆さんにも迷惑をかけるので、鏡平と戸隠へ行き備えた話しをしましょう。
写真は6月の鏡平。翌週には7月で小屋を開けるというその時期、まだ鏡池は雪に埋もれていたのです。ここへ来る途中も雪渓ばかり。こんなに雪渓だらけとは思わずにいたのでちょっと驚いた。だって、わさび平までの林では春せみやカエルがうるさい程にないていたから。秋になると「逆さ槍が岳」が湖面に見える鏡平。今はまだ静寂の中。こんな時期に来れて幸せ。
          
          <空の蒼さを映す雪解けの湖面>
しかし、靴は絶好調!これなら向いの奥穂高へも大丈夫!と装備には一安心。
ところが、クサリ場や特にはしごの下りが嫌いな私。これを克服しないと多分皆さんのお荷物になるやろな・・・と、ちょっと心配性の私は考えた。結果、クサリ場が多くて日帰りできる戸隠山へ翌週車を走らせたのです。
     
戸隠神社の奥社裏から登山道は始まる。いきなり急登が続く。ホット一息つけるところは50間長屋と呼ばれる岩場がえぐれたところ。涼しい風が下から吹き上げてくる。その横には涼しい顔をした青いグウナイフウロ
                     
なんて、花を眺めつつルンルン気分で歩いていると始まったクサリ場の連続。足をかけるところ手をかけるところ、3点確保で進むが、足も手もでなくて岩に抱きついた状態になってしばし止まってしまう。う~ん。そんなときはクサリにしっかり頼って腕の力と膝頭で自分を引き上げる感じ・・・テニスをしている関係で右手の腕に自信があってよかった。とは言え、またクサリ、またまたクサリ、と続くと自分はなんでこんな山にきてしまったのか・・・と疑問が湧いてきてそのうちになんで山に登るんだろう?なんてことまで頭をよぎってしまった。岩に抱きついてしまい(これは、下手な証拠)動けなくなると、ここで手を離せば落ちるだろうな~と一瞬考えたり。ここまでくると後には引き返せない。このクサリ場を下ることを考えると登るしかないと思えるようになる。と、とうとう噂の「蟻の戸渡り」に来てしまった。
            
                               渡りきって上の方からみるとこんな感じ
勇気のある人はきっとここをバランスよく歩いて渡るのでしょう。でも私はだめです。跨いでも進まず、結局四つんばいになり、ごつごつした岩を膝と手で進むしかなく、膝小僧はDVを受けたような蒼あざだらけ・・・とあいなりました。
その後もクサリ場は続く~。
こんな山に埼玉からやってきた髪の毛を金髪に染めたような怖~い感じのアンちゃん3人、なんだかヤッホ~やらわー!うお~!やら大声をあげながら登ってきます。それもスニーカーで。あの蟻の戸渡りも「こえ~~」なんて叫びながら。そして頂上から降りるとき「おっうぐいすだあ!」と喜んでバードウオッチングをしている姿。途中の清水で一緒に休憩しちょっと話したけれど、「怖いものなんかあるの?君達に?」という問いに、「そりゃありまっす!ここもすげー怖かった」と。自然の中では素直になれる若者にちょっとほっとおばさんでした。
さらさどうだんツツジ

           好きな花、ゴゼンタチバナ

無事下りてこれてよかった。山は無事下りてなんぼ、ですから。

奥穂高

2009-07-17 21:54:01 | 日記
明日早朝金沢を発ち、上高地経由涸沢、奥穂高、南穂高と行ってきます。屈強な山岳会のメンバーと。ここに至るまでに新しい靴を買い、それに慣れるためいくつか山を歩き、怖さやクサリ場を克服するために戸隠山(後日写真掲載予定←たぶんこっちの方が怖い・・肝試しのようだった(笑)に登り、備えてきたつもり。あとは天候が悪くならないことを祈るばかりです。

ISO9001

2009-07-16 23:03:29 | 日記
勤め先で今ISO9001に取り組んでいる。その審査を9月に受けるべく社内改善に努めている。とはいえ、そのためのコンサルをお願いしての勉強会、週1回だけど6~7時間ぶっ続けの会議は疲れる。メンバーの努力のかいあり来週21日にKICK OFFとなる。
いったいこれは何か?品質マネジメントシステムのことで、品質管理、経営者の責任、資源の運用管理、製品の実現、顧客の満足を目指すシステム。
官公庁の入札を近年行っているのだが、入札資格にこのISO9001取得が義務ズけられている入札が多くなっている。取得していなければ門前払い、入札に参加すらできない。そこで、取得に向けて走り出した。
が、これ、紙は沢山使うわ、労力も使うわ、雑務が増えるわ・・・で品質を保つには今以上の忙しさになってしまう?というのが本当のねらいなんだろうか???と疑問を持ってしまう。今では環境ISOが必須の場合もありますが、これも本当に環境によいことをしているのだろうか??無駄な紙資源、電力資源を使ってませんか?と。

近頃はサービス業でもこのISOを取得できるようになっている。さて、役場や官公庁でも取得してみてはいかがでしょう?そして顧客(国民)満足度アンケートを取り、分析し、改善してみていかがかな?