私がお風呂に入っていると
そのタイミングを待ってたかのように
「んごろ。んごろ...」
と、一匹の猫が子猫たちを呼ぶ声が聴こえてくる。
たぶん父ちゃん猫だろう。
父ちゃん猫はかあちゃん猫にぞっこんなようで
妻のさしずで「子猫たちの様子を見に行くように」言われてるのだ。
私と出会うと、サッと身を隠す。
だから
お風呂に入ってバスルームにいる時や
夜中、私が自室に入り、寝静まった頃を見計らって
つまり
すぐにはそこから出られないことを見込んで
子猫たちを呼んだり
子猫が2階にいる時は
家の中に忍び込んで子猫たちの所へ行く。
先日も朝方の4時ごろ
バタバタと隣りの和室で大きな物音。
しばらくして行ってみると
もぬけのからだった。
大体こういうことは子猫たちが
2日間、我が家に入り浸りの時
3日目の夜中、朝方に起きることが決まりごとになっている。
「いつまでそこにいるの。いいかげんに戻ってきなさい!」
と父ちゃん猫に怒られて追い出されて
子猫たちは慌てふためいて
転がるように我が家を出てゆく。
そして
その夕方には、またウチに
遊びに来るというパターンである。
父ちゃん猫が2階に上がったけど
首を傾げて戻ってくるということがある。
「おっかしいな。臭うんだけど、いなかったな」
したたかさを身に着けた子猫たちは
1階の仏壇部屋にいるのだ。
仏壇部屋は私がテレビを観ている居間を
通り過ぎなければ行くことはできない。
さて父ちゃん猫はそういうときは
「ったく。しょうがねえな」
と、開けたサッシ近くに置いてあるエサ皿のスマックを
焼け食いして立ち去る。
そんな光景を
星飛雄馬の姉のあきこのように
柱の陰から眺めているワタシである。
ちなみに
父ちゃん猫の外見は
漫画の『ホワッツマイケル』と
双子兄弟かと見まごうほどそっくりで
潜航艇のように
平べったくなり
巨大なゴキブリのように
ササっと足音立てずに走る。
おとばけ忍者のような雰囲気である。
(猫だから『にゃんじゃ』か)
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