京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

ホトトギス、カリガネソウ、キヌガサダケ、キノコ

2019-07-22 21:15:09 | 2019 花


ホトトギス(杜鵑草)
もう咲きはじめました。通常は秋の花で9月以降開花します。
日本の特産種で主に太平洋側に自生する多年草です。
日陰のやや湿った斜面や崖、岩場に見られ、葉のわきに、直径2~3cmで紫色の斑点のある花を1~3輪上向きに咲かせます。





















カリガネソウ(雁草)
シソ科に分類される多年草ので、カケソウ(帆掛草)とも呼ばれまあう。
和名は花の形状が雁に似ている草であることに由来します。
開花は8月~9月です。










キヌガサダケ
前日雨がよく降ったせいでしょうか。顔を出しました。
これで今年最後のようです。















さまざまなキノコが目に付くようになりました。





赤いのは毒キノコでしょうか。





大賀蓮





舞妃蓮










花托にシオカラトンボ




祇園祭後祭宵々々山

2019-07-22 08:31:50 | 2019 祇園祭


昨晩は祇園祭後祭の宵々々山でした。
黄昏れに山鉾町をぶらり散策してきました。

橋弁慶山
五条の橋の上で争う牛若丸と弁慶の姿が特徴的山です。

























鯉山
山の中で唯一、人物でなく、魚をテーマにしたユニークな山です。
竜門の滝をのぼる鯉は竜になるという『登竜門』の故事に由来し、木製の鯉が勢い良く水しぶきを上げる様が表されています。
鯉は左甚五郎作といわれています。
















浄妙山
橋弁慶山に似て、アクロバティックな人形の姿が特徴の山です。









黒主山
謡曲「志賀」のなかで、六歌仙の1人、大伴黒主が桜を眺めるさまをテーマにしています。
杖をつき、白髪の髷(まげ)の翁の人形は、風格たっぷり、山を飾る桜の造花は、家に悪事を入れないお守になります。














役行者山
修験道の開祖・役行者一言主神を使って葛城山と大峰の間に石橋をかけたという逸話に由来しています。
役行者は庶民の中に入って医療などにつとめた僧で、古くから民衆に人気がありました。
役行者と鬼の顔の一言主神、葛城女神の三体の人形を御神体としており、人形の数が多いため山のサイズも最大のものとなっています。


































鈴鹿山
鈴鹿山は旧東海道の難所・鈴鹿峠です。
ここで人々を苦しめる鬼を退治した鈴鹿明神(瀬織津姫命)の伝説に由来します。















鷹山
応仁の乱以前より巡行していたとされる由緒ある山鉾です。
文政9(1826)年の巡行で大雨に遭い懸装品を傷めたため翌年以降巡行は休み山となっています。
2022年の巡行での本格復帰を目指し、今年から八坂神社の祭神の名をしたためた掛軸を唐櫃に収めて巡行に参加します。










八幡山
「はちまんさん」とも呼ばれるています。石清水八幡宮が祀られている山です。
八幡神のシンボルは2羽の鳩です。










北観音山
応仁の乱の時代から隣町の南観音山と、1年交代で山を出していたといわれています。
通称は「上り観音」、御神体は楊柳観音像と韋駄天立像です。


























南観音山
「下り観音」とも呼ばれ、かつては後の祭の殿をつとめていました。
御神体は北観音山と同じく楊柳観音像と善財童子像です。







































大船鉾
占出山や船鉾と同じく『日本書紀』の神功皇后の新羅出船に由来します。
船鉾が「出陣」を表すのに対し、大船鉾は戦を終えて戻る「凱旋」の場面を表しています。
応仁の乱以前から存在する歴史の古い鉾です。
近づけば身動きが取れなくなるので、離れて撮影。











今日は宵々山、明日宵山で、明後日24日水曜日が巡行です。