京都の花街『宮川町』 2019-07-28 21:09:48 | 京都の町 町屋・建造物 梅雨明けの京都ですが、いきなりの猛暑には参っています。 祇園祭は31日までですが、私の山鉾町めぐりは終わりました。 現在次のテーマに向けて準備中です。 いままで京都五花街のうち『上七軒』『祇園甲部』を投稿しましたが、今回は『宮川町』です。 鴨川右岸、東山区宮川筋二丁目から六丁目のあたりに伝統の花街らしい風情の街並みがあります。 地名の由来は四条以南の鴨川が八坂神社の神輿洗い神事が行われるために宮川と呼ばれていたとされています。 江戸時代初期の慶長年間、四条河原発祥の出雲阿国の歌舞伎踊りの時代に始まり、以後歓楽街となり、歌舞伎などの芸能と深くかかわりながら茶屋街として発展してきました。 舞踊は若柳流。春の公演は「京おどり」、秋には「みずゑ會」が開かれます。 紋章は三つ輪です。 近年来日観光客が花見小路や先斗町に押し寄せ、花街の風情が失われつつあるなかで、宮川町は貴重な場所です。 南の宮川筋五丁目から北の二丁目まで歩きます。 露地に入ります。 元の通りに戻ります。 宮川町歌舞練場 宮川筋四丁目 人力車は似合います。 宮川筋三丁目 宮川筋二丁目 これで無電柱化すれば言うこと無しなのですが。 ここには観光客が押し寄せて来てほしくないです。
天龍寺暁天講座 2019-07-28 05:27:05 | 坐禅会 昨日早朝、天龍寺暁天講座(7/27-28)に行ってきました。 7月は建仁寺緑陰講座に続いて二回目です。 朝5時の嵐山渡月橋 台風6号の影響でどんよりした曇り空で、今にも雨が降りそうです。 5時15分、車を境内の駐車場に止めて庫裏に入ります。 平田精耕前管長の『達磨図』が迎えてくれます。 方丈の坐禅会場 6時の坐禅開始までに早朝の曹源池庭園の景色を皆さんと一緒に楽しみます。 ツバメが飛び回っているので軒下を見ると雛がいました。 6時坐禅がはじまります。 約25分間の坐禅を休憩をはさんで2回行います。 広い方丈内に驚策の音が響きわたります。 今回も参加者が多いようで方丈内には入りきらず、廊下でも坐っています。 坐禅終了後、般若心経を読経します。 佐々木容道管長による『夢中問答』46則「他人の是非説くよしもなし」の提唱です。 『夢中問答』は天龍寺開山の夢窓国師こと、夢窓疎石(1275~1351)が書いた仮名法語で、夢窓国師が足利尊氏の弟、足利直義の質問に答えるQ&A形式の禅問答集です。 提唱が終わると素麺の接待です。 300人分用意されているそうです。 普段は飲食禁止ですが、この日ばかりは世界遺産の中で素麺をいただきます。 達磨図 莫妄想 妄想するこちなかれという禅語です。 庫裏を出ます。 他の寺院でも暁天講座が一部始まっています。 知恩院暁天講座 7月27日(土曜)から31日(水曜) 午前6時~7時 法然上人御堂 永観堂緑蔭法話 8月1日(木曜)ー3日(土曜) 午前7時~8時 永観堂禅林寺境内 放生池畔 清水寺うら盆法話 8月1日(木曜)ー5日(月曜) 午前6時~大講堂圓通殿 智積院暁天講座 8月1日(木曜)ー2日(金曜) 午前6時30分~8時 金堂 東大谷暁天講座 8月1日(木曜)ー5日(月曜)午前6時は~7時半 大谷祖廟 相国寺暁天講座 8月2日(金曜)ー3日(土曜)先着120人、電話予約