道々の枝折

好奇心の趣くままに、見たこと・聞いたこと・思ったこと・為たこと、そして考えたこと・・・

スッキリいかない

2024年12月01日 | 随想
当地では、咳の出る病が流行っているらしい。時々お世話になる薬局さんで耳にしたのは、ごく普通の去痰剤とかが不足気味らしい。先月急に寒くなったから、インフルエンザ・コロナ・マイコプラズマ肺炎など、熱や咳がでて痰が絡まる病気が増えているのだろう。毎年薬価が前年より低額に改定され、ジェネリック薬品メーカーの経営が逆境にあることも、要因のひとつらしい。儲からない薬品は生産量を減らしているところへ需要が急増す . . . 本文を読む
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【遠くへ行きたい】

2024年11月27日 | 随想
【遠くへ行きたい】(永六輔作詞・中村八大作曲)は、1962年(昭和37年)5月、NHKの「夢であいましょう」の中でジェリー藤尾さんが歌い、6月にレコードがリリースされた。この頃のNHKは今と違って、この国のテレビ文化をリードし、良心的な番組が多かった。折しも当時成人前のやつがれ、懸想していた女性とのデートが叶い、ひときわ感傷的になっていた。恋は人の心を不安定にする。花火を観ても潮騒を聴いても心が揺 . . . 本文を読む
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蜂屋柿2

2024年11月22日 | 食物・料理
今年も娘が干し柿好きの老生に、鉢屋柿を一箱買ってきてくれた。当地遠州は糖度抜群の次郎柿の発祥産地なので、干し柿用の柿はほとんど流通していない。老生は、手づくりしたがり屋なので、昨年もこの大きな蜂屋柿で干し柿をつくった。下処理は妻任せ、架台を作ったり、干すのを手伝ったりしただけだが、正月には、手づくりの干し柿を堪能した。干し柿乾燥中は、急な雨が怖く、家を空けられない。去年は雨や夜の架台取り込みが大変 . . . 本文を読む
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恋は自己愛の満足

2024年11月17日 | 随想
老人が恋について記事を書くと、「この爺い、未だ涸れていないのか?!隅におけない困った奴だ」などと思われそうだが、孫たち若者の幸福な恋のために、恥を忍んで書いている。「恋」と「愛」とは本質的に異質の概念なので、当ブログでは「恋愛」と謂う、恋の実質を誤認させる妙な造語はなるべく遣わない。明治時代にloveの翻訳語として造られたこの漢語は、若い者に「恋」の延長上に「愛」が存在するかのような誤解を与えて来 . . . 本文を読む
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トランプ大統領

2024年11月13日 | 随想
アメリカでは、共和党のトランプ氏が第47代大統領になることに決まった。アメリカ国民の選択が、日本に好ましくない変動をもたらすであろうことを覚悟しなければならない。アメリカの人は心の奥底で、初代大統領ジョージ・ワシントンに大統領の原像を見ているのではないか?少なくとも、トランプ氏本人はそのように見える。軍人であり実業家(農園経営)であり、政治家でもあったその人を、トランプ氏は理想化し模範としているの . . . 本文を読む
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