今朝セミの初鳴きを聴いた。セミの梅雨明け宣言だ。当地に限って言えば、何十年もの私的観察により、セミのほうが気象台の発表よりも確度が高いことが明白になっている。
気象庁も国の役所だから、様々な方面に配慮して、気象学的な見解や判断をストレートに出せないのだろう。特にこの20年、気象庁は地震予知予算を握る政治の影響を受けて変質が著しい。そこは、かつて気象予報の広報を一手に担っていたNHKとよく似ている。
政治を忖度すると、予報や報道の信頼性は低下する。忖度は想像力の産物だから、人によってその程度に大きな差異がある。過剰な配慮は有害な結果を招くことが多い。
忖度というものは、賢さからではなく、臆病な精神から発するものであるから、最終的には人間関係を損なう。
セミは忖度しない。セミが鳴いたら夏休み、大人も子供も短い夏を楽しもう。
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