今年になって2度菜園へ行き、その度にジョウビタキに会った。人の姿を見ると、何処からか翔んでくるようだ。
耕している間は気付かないでいたが、鋤を置いてふと見ると、数メートル先のフェンスの上に留まって、ときどき尾羽を振りながらじっとこちらを見ている。
そっと近づいて行っても、2mほどの距離までは逃げない。それ以内に近寄ると、安全距離を保って少し退避するが、翔び去りはしない。梢の、こちらを見下ろす優位な位置に留まると、顔が1m近くまで接近しても平気で動かず見おろしている。
こちらが静止していれば、5分近く見合っていても動かない。飽きて動けば、むこうは適当な位置に移ってまた見つめる。終いには、こちらが観察しているのかむこうに観察されているのか分からなくなった。
ジョウビタキにしてみれば、耕されたばかりの土から出てくる虫がお目当てで、人が去ってくれるのを今か今かと待っているのだろう。それにしても、この鳥の人への関心は他の鳥より強そうだ。
小鳥に詳しい人の話では、散歩する人の先導をするように翔び移ることもあるとか。やはり人懐こい野鳥なのだろう。
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