春先に初めて作り、木に掛けたシジュウカラの巣箱、幸運にも狙いどおりシジュウカラのカップルが営巣し、ヒナ達は無事巣立った。
清掃のため巣箱を木から降ろし、屋根に該る蓋を外してみた。
中は思いのほか清潔で、糞などはほとんど残っていない。親鳥が外に運び出していたのだろう。
動物の毛と苔を材料に作られた育雛床は厚さ7センチほど、保温、保湿、申し分なさそうなベッドだ。ここにも、手抜かりの無い自然の緻密な配意を感じる。親鳥たちは、本能のはたらきによって手近な資材を用い、これを作った。
残念ながら、ヒナの巣立ちは観察できなかったが、ある日、家の回りの電線にシジュウカラが常より多数とまっているのを目撃した。きっと、親鳥と巣立った幼鳥達だったのだろう。
秋になったら、再び巣箱を木に掛けよう。
(関連エントリー2012.03.28巣箱)
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