初冬とも思えない暖かな日曜日、孫と動物園へ行った。駐車場が満車になるほど来園者で賑わっていた。
幼児の好む動物をひととおり観て廻った後、オランウータンやゴリラ、チンパンジーの居る飼育舎へ寄った。
舎外の運動場に出ている一匹のオランウータンを見たとき、彼の思慮深そうな?穏やかなまなざしに惹きつけられた。類人猿を見ると、いつも親しみを感じる。孫は妻に任せ、しばらくはそのオランウータンを観察することにした。
驚いたことに、頬から顎にかけて、体毛より色の薄い茶色のヒゲが20㎝ほど生えている。人間のヒゲの位置とまったく同じだ。寡聞にしてオランウータンの顔にヒゲがあることを知らなかったので、少なからず好奇心を抱いた。
ネットでオランウータンを研究している方のページ、<オランウータン>にアクセスして、どうしてヒゲがあるのか、他の類人猿ではどのようなのかを、詳しく教えていただいた。
オランウータンのヒゲは、オスのオトナばかりかメスのオトナにもあり(そういえば、人間の女性にもある)、その生態上の機能は、ヒトと同様「オトナの証」であろうとのことだった。意外にも、オランウータンより精悍に見えるゴリラにヒゲはなく、愛らしいチンパンジーにはヒゲがあるそうだ。
オランウータンとは、マレー語で「森の人」の意だという。たしかに、あの思慮深そうな目と茶色の長いヒゲを蓄えた顔は、人と呼ぶに相応しい。
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