道々の枝折

好奇心の趣くままに、見たこと・聞いたこと・思ったこと・為たこと、そして考えたこと・・・

春の譜

2014年01月01日 | 随想

DSCF0505

北国を除いて、列島の平野部では春も盛りを過ぎたが、標高1500mの信州の高原は、まだサクラが開花した直後。源流の湿原に純白のミズバショウの苞が萌え出で、そこから流れ出てシラカバ林を縫うように下る渓流の岸辺にも、ショウジョウバカマやヒメイチゲが咲いている。サクラに続いて、スモモやコナシの花が一帯を彩るのも間近いだろう。

DSCF0527

人家の在る辺りを歩くと、堅固な「はざ」が構築された畑は充分に耕起され、作物の植え付けを待つばかり。仰ぎ見る白い峰々に雪形が現れていた。

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 闕けている言葉 | トップ | 文士 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿