多様を知りたがる心が好奇心というものである。人によって好奇心に強弱がある。
好奇心の強い人は多様を好み、浅く広く知りたがる。多様を好まずひとつのことに熱中するのも好奇心の表れである。
子どもはなべて好奇心が強い。成人すると大方は専門を見つけ、専門に没頭するようになる。安住の場を見つけたことは幸福を見つけたことである。
専門を見つけ得なかったか見つけようとしなかった人もいて、彼は多様に悦びを感じる人である。多様を好む人は定住より漂泊を好み、それに幸福を感じている。
彼らは子どものまま大人に成れなかったか成ろうしなかった人たちであろう。しかし彼には大人の知性がある。専門に埋没しないから視野は広く視界はクリアである。
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