世間では、夫婦の会話が寡ない嘆きをよく耳にする。それが一般的だとすると、どうも自分たちは標準から逸れている。
原因は私の饒舌にある。発話が多過ぎるのだ。その為、諍いが屢々起こる。連れ合いはどちらかと言うと無口な方だから、私の饒舌が諍いの原因としか考えられない。同居の家族の認識もそれで一致している。
会話の発端はほとんど私が開き、調子に乗って口が滑り、妻の機嫌を損ねてしまうことが多い。会話の多さが口喧嘩の原因になっている。そうならないよう、なるべく会話をしないというご夫婦もある。何事も過ぎてはいけない。
ある時思いついて「日本昔ばなし」に倣い、会話を適当なところで「めでたしめでたし」と締め括ることにしてみた。これは奏功した。
機嫌を損ねそうだと感じたら「めでたしめでたし」と締めて話を打ち切る。先方は呆気にとられ、勘気を緩める。めでたくもないのだが、そこで話は停止するから、諍いはエスカレートしない。
漸く80歳を前にして、夫婦の会話の要諦を悟った。始めるに遅すぎるということはないだろう。めでたしめでたし。
いつも有難うございます。
私も使わせていただきます🍀
ありがとうございます
めでたしめでたし😊