道々の枝折

好奇心の趣くままに、見たこと・聞いたこと・思ったこと・為たこと、そして考えたこと・・・

発想・着想・思考

2022年03月14日 | 人文考察
学びを邪魔する思いつき、即ち発想・着想と思考との関係について考えてみたい。発想は単なる思いつき、一瞬のフリント(燧石)の火花である。火花はすぐ消える。着火材に燃え移らなければ、炎にならない。知的生産をするためには、脳内で思考の炎が燃え上がらなければならない。思い着く力とは発想力・着想力であるが、それだけでは何の結果も生み出せない。発想には、それと密接して思考力が待機されていなければならない。思考な . . . 本文を読む
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月の沙漠

2022年03月13日 | 随想
「月の砂漠」という童謡、ロマンチックな歌詞と寄せては返す波のようなメロデイーで、子供心に強い印象を受け、今でも詞・曲共に忘れ難い歌曲のひとつになっている。大人になって聴くと、人生行路を想わせる歌詞に感動する。ただし、自己流の妙な節回しで唄う森繁久弥、粘りつくような気色悪い唄い方の井上陽水、このふたりの歌手のカバー・バージョンは、原曲のイメージを著しく損なうものとして、厳しく遠ざけたい。 昔の童謡 . . . 本文を読む
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カワヅザクラ

2022年03月12日 | 自然観察
急に春が押し寄せて来たので、外に出ないではいられない。ここ一両日の暖かさに馴染んでみると、寒さ・冷たさとは、何と酷なものかと思う。老いの身には痛切に感じられる。体脂肪率を増やさなくてはならないのだが、半世紀前の手術以来、何を食べても太らない。浜松城公園の池のカルガモは人馴れしている。新緑の時期に備え、公園のイヌシデとアカシデの所在を確かめておいた。花川運動公園内の川沿いカワヅザクラを観に行った。大 . . . 本文を読む
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国政を任せる人

2022年03月09日 | 随想
人が自分の発想を思考に繋げ、考究を累ねた挙句それを結論に完結して実行したにも拘らず、佳い結果が出なかったときは、そもそもA発想そのものに認識の誤りが紛れ込んでいたか、B思考の回路またはプロセスに故障があったか、のどちらかであるように思う。AB複合しているケースも多いが、それは論外である。さしづめプーチン大統領のウクライナ侵攻はAということであろうか?ひとり彼だけが誤るのでなく、日本の政治家やアメリ . . . 本文を読む
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風流はブログに依存

2022年03月05日 | 随想
こと花鳥風月に関しては、車の免許を返上するまで、この目で慥かめ観賞して記録していた。移動手段が公共交通機関と徒歩に限定されるようになってからも、自らフィールドに出かけることは已めなかった。コロナ以降は外出そのものが、いや行動の端々が規制を受けるようになり、外出は激減した。花や鳥を愛で、人と触れ合うにそぐわない状況が続いている。しかしブログに参加していたおかげで、フォローしている各地のブロガーさんた . . . 本文を読む
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