これは2013年8月のモントリオール出張時のお話。
仕事を終えるとその建物(モントリオールコンベンションセンター)の入口では妖しい光が建物の中にまで入り込んでいた。なにか潜在意識の危うさをもった願望を照らし出しそう・・ それは夜祭への誘いだった。
ホテルへ帰る途中のモントリオール美術館の堕天使の像は、「今日は絶対夜更かしすべきだ。楽しめるよ。」 それに対して真面目なカレーの市民、「とんでもない。おとなしくしていないと、私のように首に縄をまくこととなる。」
さあどうしようか。
ホテルに着くと、近くの聖人が市民に告げている。
「今晩は、私たちは温泉で神様と一年で一度のドンチャン騒ぎをする。だから何が起ころうとも私たちは一切関知しない。」
その言葉が合図のように、道路に設営された屋台に灯がともった。
2.集まる人々
屋台を目当てに、人がゆっくり集まり始めた。
人々の声が賑やかになると、それを上書きしてしまうかのようにメタルロックが、がなり始めた。
「こちらが礼拝所だ!」 叫び声が聞こえた。人々は礼拝場所へと押し寄せていく。礼拝所って何だろう。
礼拝所に集まった人々は、興奮して何かの出現を、でもおとなしく待っていた。
人が少なくなった屋台の中、怪しい気配。マネキン人間に変身?
3.モントリオール美術館にて
こちらはモントリオール美術館、マネキンが変身するのなら、私だって・・・・・ マイセンの人形が動きだした。
色っぽい彫刻が髪振り乱し、飛び出そうとしている。
そして、仮面たちもガタガタと騒ぎ出した。
4.礼拝所にて
礼拝所では、スモークがたかれレーザビームが走った。
そして、ムクムクと異形のものが立ち上がった。マネキンや美術館からの変身したものも混ざっているに違いない。そして人々の中にも・・・
大音響の音楽とともに、それらがゾロゾロと行進する。
そしてついに異世界からの使者が降りてきた。
5.終極、そして次の朝へ
使者は人々の中を走り回り、歓待してゆく。人々は嬌声をあげ酒にまみれる。
生きているエネルギーを吸い取られてしまう。
吸い取られ切った人は、老いて立ち去っていく。
吸い取られたエネルギーは、ビルから空へ、異世界へと送られてゆく
夜明け前、異世界は十分エネルギーを吸い取り、余ったエネルギーは靄のように上空を漂っている。
夜明けとともにさっと風が吹き、靄が吹き飛ばされ何事もなかったように、朝の光が溢れた。
モントリオール出張時に、一日だけの夏祭りに遭遇しました。斬新なファッションショーがメインイベントです。その様子を、モントリオール美術館の作品に特別出演してもらって示しています。また私の参加会議のレセプションで出演したシルクドソレイユも、組み込みました。シルクは今解散状態のはずです。
仕事を終えるとその建物(モントリオールコンベンションセンター)の入口では妖しい光が建物の中にまで入り込んでいた。なにか潜在意識の危うさをもった願望を照らし出しそう・・ それは夜祭への誘いだった。
<妖しい光>
金色に
溺れてみよう
そうすれば
手に触れるもの
すべて思い通り
金色に
溺れてみよう
そうすれば
手に触れるもの
すべて思い通り
ホテルへ帰る途中のモントリオール美術館の堕天使の像は、「今日は絶対夜更かしすべきだ。楽しめるよ。」 それに対して真面目なカレーの市民、「とんでもない。おとなしくしていないと、私のように首に縄をまくこととなる。」
さあどうしようか。
ホテルに着くと、近くの聖人が市民に告げている。
「今晩は、私たちは温泉で神様と一年で一度のドンチャン騒ぎをする。だから何が起ころうとも私たちは一切関知しない。」
その言葉が合図のように、道路に設営された屋台に灯がともった。
2.集まる人々
屋台を目当てに、人がゆっくり集まり始めた。
人々の声が賑やかになると、それを上書きしてしまうかのようにメタルロックが、がなり始めた。
「こちらが礼拝所だ!」 叫び声が聞こえた。人々は礼拝場所へと押し寄せていく。礼拝所って何だろう。
<誘蛾灯に惹かれるように>
なぜそこに
ひきつけられる
なぜ人の
流れの中を
抜け出せぬのか
なぜそこに
ひきつけられる
なぜ人の
流れの中を
抜け出せぬのか
礼拝所に集まった人々は、興奮して何かの出現を、でもおとなしく待っていた。
人が少なくなった屋台の中、怪しい気配。マネキン人間に変身?
3.モントリオール美術館にて
こちらはモントリオール美術館、マネキンが変身するのなら、私だって・・・・・ マイセンの人形が動きだした。
色っぽい彫刻が髪振り乱し、飛び出そうとしている。
<女性の魅力>
ねえ私
魅力的でしょ
足絡め
髪で縛れば
頷くだけさ
ねえ私
魅力的でしょ
足絡め
髪で縛れば
頷くだけさ
そして、仮面たちもガタガタと騒ぎ出した。
4.礼拝所にて
礼拝所では、スモークがたかれレーザビームが走った。
そして、ムクムクと異形のものが立ち上がった。マネキンや美術館からの変身したものも混ざっているに違いない。そして人々の中にも・・・
大音響の音楽とともに、それらがゾロゾロと行進する。
そしてついに異世界からの使者が降りてきた。
<異世界からの使者>
くるくると
魅力ばらまき
眼を虜
私の声だけ
脳に伝える
くるくると
魅力ばらまき
眼を虜
私の声だけ
脳に伝える
5.終極、そして次の朝へ
使者は人々の中を走り回り、歓待してゆく。人々は嬌声をあげ酒にまみれる。
生きているエネルギーを吸い取られてしまう。
吸い取られ切った人は、老いて立ち去っていく。
吸い取られたエネルギーは、ビルから空へ、異世界へと送られてゆく
<異世界との交信>
夜中でも
ビルの上から
ぼんやりと
接続される
エクトプラズム
夜中でも
ビルの上から
ぼんやりと
接続される
エクトプラズム
夜明け前、異世界は十分エネルギーを吸い取り、余ったエネルギーは靄のように上空を漂っている。
夜明けとともにさっと風が吹き、靄が吹き飛ばされ何事もなかったように、朝の光が溢れた。
モントリオール出張時に、一日だけの夏祭りに遭遇しました。斬新なファッションショーがメインイベントです。その様子を、モントリオール美術館の作品に特別出演してもらって示しています。また私の参加会議のレセプションで出演したシルクドソレイユも、組み込みました。シルクは今解散状態のはずです。
海外に行った時、お祭りの日に当たるとちょっとうれしいですね。ホワイトシルバーのコスチュームの女性は素敵ですね。
私はゴールデンウィークにスペインに行ったことがあります。ブログを始める前です。4月の最終の日曜日がスペイン三大祭りのひとつ、セビリアの春祭りの最終日というのを知って、スペインに行った時は最初にセビリアに行きました。最終日に間に合いました。華やいだ雰囲気でとてもよかったです。
本当に向こうに行った時に、何か特別なことをやっているとうれしいですね。
私が最もうれしかったのは、スウェーデンの王室の行幸に出会った時です。
ご無沙汰致しておりました・・・
また私のブログにコメント有難うございましたm(__)m
前回はてんちゃんの心象風景をモノクロの世界で表したモノ。
(最初と最後にカラーの花を持って来たレイアウト素敵です)
そして今回はアーカイブスでモントリオールの街と美術館の作品等々、
ロックや極彩色の世界をてんちゃん独特の詩と解説でご案内頂きました。
これもてんちゃんの感性が成せる技ですね(^o^)
今では全世界に蔓延しているコロナの厄災でこの様な賑わいは望むべくも有りませんが、
早くこの少々怪しい日常にも戻ってもらいたいものです(^_^;)
今回のモントリオールの祭りの写真は、いい経験をしたけれども誰にも紹介していなかったので、ぜひ皆さんにお見せしたいと紹介しました。
こういった祭りは、このコロナ禍でたぶん全世界で行われていないでしょう。早く復活するといいですね。