秋には、花とともにいろんな虫たちに出会いました。でも彼らもそろそろ暇乞いですね
1. ムギワラトンボ
まだ秋のはじまり、横を見たらトンボがいました。 見事に首をねじって両眼で睨みつけられました。
<睨まれた>
殺気かもと
見回し睨む
眼に竦む
知らずに君の
結界にはいる
殺気かもと
見回し睨む
眼に竦む
知らずに君の
結界にはいる
2. アゲハ
お彼岸に故郷に帰った時に、コスモスの周りをアゲハが飛び回っていました。
コスモスの花を空へと引っ張って一緒に飛ぼうとしているようです。
<デートのお誘い?>
可愛い娘
僕が引っ張って
あげるから
一緒に空を
飛ぼうじゃないか
可愛い娘
僕が引っ張って
あげるから
一緒に空を
飛ぼうじゃないか
3. キタテハ
こちらはキタテハ ゆらゆら揺れるキバナコスモスを、見事に乗りこなしています。
<ロデオごっこ>
乗りこなし
鮮やかに吸う
甘い蜜
ロデオ大好き
秋風よ吹け
乗りこなし
鮮やかに吸う
甘い蜜
ロデオ大好き
秋風よ吹け
4. 小さな甲虫
小さな甲虫が、セイタカアワダチソウで収穫をしています。これはまだあったかかった頃。
<越冬準備>
太陽が
北風来ると
囁いた
急げや急げ
越冬準備
太陽が
北風来ると
囁いた
急げや急げ
越冬準備
5. ハナアブ
ハナアブは、皆の人気者。
どの花も、来てほしいってウィンクしている。甲虫がいるセイタカアワダチソウもそう。
<どこでも行ってあげる>
待ち望む
皆の歓声
聞いたなら
遮るものは
飛び越えてゆく
待ち望む
皆の歓声
聞いたなら
遮るものは
飛び越えてゆく
背景の光った茎の映り込みが、バリアのように見えませんか?
そうかと思えば、気位の高いホトトギスには、非常に丁寧な対応をしています。
頭を下げて 拝謁しているようです。
<拝謁>
王様の
冠の縁に
花粉あり
拝謁すれば
下賜いただける
王様の
冠の縁に
花粉あり
拝謁すれば
下賜いただける
6.シジミチョウ
だいぶ寒くなりました。たくさん咲いていた萩の花もポツリポツリ。
シジミが握り占めています。
<独占>
しがみつく
これは私の
ものだから
明日はいっそう
戦い激しく
しがみつく
これは私の
ものだから
明日はいっそう
戦い激しく
7. 蟻
アリは、冬になっても暖かければ出てきますが、やはり収穫を頑張っています。
たぶん矮性のマツバボタン。花びらの後ろに蟻が隠れています。
<収穫先回り>
ちゃっかり
蜂やミツバチ
来る前に
花粉集めた
蟻が隠れる
ちゃっかり
蜂やミツバチ
来る前に
花粉集めた
蟻が隠れる
明日はいっそう
戦い激しく
寒さに向かい、小さな虫たちもそれぞれの方法で冬の準備に余念がありませんね。
頑張って~!!って応援したくなりますね。
虫たちは少しでも陽がさすと、花周りを一生懸命飛び交います。
少しづつ花が減っていき、今は一つの花にアブ、甲虫、アゲハが競合して押し競まんじゅうしていることもあります。
たいへんです。
2枚目の青空を背景にした写真はとても素敵ですね。
コスモス畑にもいろんなチョウが飛んできますね。
アゲハの写真は、ラッキーでした。
そこを通りかかったら遠くから飛んできてくれました。