訪問日:2018年6月5日
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<ヘルシンキ大聖堂とアレクサンドル2世像>
以前、バルト海クルーズの記事を載せた。
https://blog.goo.ne.jp/tenchan-ganbare/e/1abeec51ad29c7ab38b1cad3c7c8db05
バルト海クルーズ
このクルーズは、ストックホルムを昼出発し、次の日の朝にヘルシンキ到着。普通の乗客ならそこで夕方前まで市内観光して、夕方ヘルシンキ出発で次の朝にストックホルムにつくというものである。
ところが私たちの場合船内で会議することが目的のため、船内で昼食を取りヘルシンキに出られたのが午後であった。主催者はそのため、バスをチャーターしてのミニツアーを設定してくれた。かなり期待していたが、バスの中で説明するのがほとんどで、地面に降りさせてもらったのが、シベリウス公園とヘルシンキ大聖堂だけだった。バスの中はどこかのなまりの英語でなにか言っているなと程度で ほとんどわからなかった。
それでここでは、下記について概要を示す。
・ヘルシンキ港
・バスからの景色
・シベリウス公園
・ヘルシンキ大聖堂
1.ヘルシンキ港
フィンランドは歴史的に見て、スウェーデンとロシアの覇権に振り回されてきた国家である。その主要港のヘルシンキ港は、ロシアのペテルスブルクとバルト海をつなぐ港として、戦略的に重要であった。
港に入る入口の島々はそのため要塞化されたが、それがほぼ残っている。これは世界遺産。
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<ヘルシンキ港要塞の遺構>
そして、ヘルシンキ港。高台からヘルシンキ大聖堂が見下ろしている。
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<ヘルシンキ港と大聖堂>
港には可愛い観覧車がある。そしてテント状のものが散在し、なにか曇った空と合わせて侘しさを感じた。
なお港には、ステーキ屋さんがあったがアメリカ人観光客向けと思う。
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<観覧車とテント(市場)、 ステーキ屋さん>
2.バスからの景色
あまり説明がわからなかったので、興味を持ったことを示す。
6月だが、この街はかなり北なのでさすがに寒いと思った。その土地にいる人はこれぐらい当たり前と思っているのかと思ったら、やっぱり寒そうな服を着ているので安心した。
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<街を歩く人々>
お店のショーウィンドウはちょっとノスタルジックな感じだった。
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<ショ―ウィンドウの例>
目抜き通りにはバスとともに路面電車が走っていて、これが結構早い。ちゃんと観光用のバスも走っていた。
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<路面電車 観光客向けのバス>
建物は基本的に渋く、回った範囲では最新建築は見られなかった。過去の時間がそのまま残っている感じ。
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<街角の風景>
3.シベリウス公園
作曲家シベリウスを記念して作られた公園。
パイプオルガンをイメージして作られたステンレス製パイプのモニュメントが、なかなか素敵である。その横にシベリウスの顔が飾られている。
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<モニュメント>
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<シベリウスの顔>
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<モニュメントの中 角度を変えて>>
ここでは、リラの花とシャクナゲの仲間の花がきれいだった。
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<リラ および シャクナゲの仲間?>
4.ヘルシンキ大聖堂
1850年頃ネオクラシック様式に改築された、ヘルシンキの最も有名な観光場所。屋上にある大きな真鍮製の12使徒で有名。
中に入る時間はなかったが、内装が素晴らしいとのこと。
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<ヘルシンキ大聖堂 12使徒は屋根の上に小さく映っている>
前に立つのは、ロシア皇帝アレクサンドル2世の銅像。この大聖堂が完成した頃のロシア皇帝であり、フィンランド大公でもあった。啓蒙専制君主であり、農奴解放やフィンランド語の公用語化、そして種々の規制を外し、フィンランド人にとって独立していた頃を含めてかつてない自由をもたらした人として、今も敬愛されているとのこと。この人が暗殺後は政治的反動が起こっただけになおさらであろう。
カモメが止まっていて、オスカーワイルドの「幸せな王子」の話をイメージした。あの話では燕だったけれども。下の4面の像も示す。武神アテナのほかは、多分知を象徴するものと大地の恵みを示すもの。
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<アレクサンドル2世像>
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下部の4面の像>
終わりに
フィンランドのヘルシンキは、スウェーデンのストックホルムよりもやはり北で、6月でも日本の春よりも寒い。
そして太陽の光の量の分、時間の流れが遅く、街の中に歴史的建造物が多くてノスタルジックな気分になった。たぶんゆっくりと街を歩けば、北欧の歴史の濃密さを感じることができるだろう。
連休終了で、これからは投稿はペースダウンします。
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<ヘルシンキ大聖堂とアレクサンドル2世像>
以前、バルト海クルーズの記事を載せた。
https://blog.goo.ne.jp/tenchan-ganbare/e/1abeec51ad29c7ab38b1cad3c7c8db05
バルト海クルーズ
このクルーズは、ストックホルムを昼出発し、次の日の朝にヘルシンキ到着。普通の乗客ならそこで夕方前まで市内観光して、夕方ヘルシンキ出発で次の朝にストックホルムにつくというものである。
ところが私たちの場合船内で会議することが目的のため、船内で昼食を取りヘルシンキに出られたのが午後であった。主催者はそのため、バスをチャーターしてのミニツアーを設定してくれた。かなり期待していたが、バスの中で説明するのがほとんどで、地面に降りさせてもらったのが、シベリウス公園とヘルシンキ大聖堂だけだった。バスの中はどこかのなまりの英語でなにか言っているなと程度で ほとんどわからなかった。
それでここでは、下記について概要を示す。
・ヘルシンキ港
・バスからの景色
・シベリウス公園
・ヘルシンキ大聖堂
1.ヘルシンキ港
フィンランドは歴史的に見て、スウェーデンとロシアの覇権に振り回されてきた国家である。その主要港のヘルシンキ港は、ロシアのペテルスブルクとバルト海をつなぐ港として、戦略的に重要であった。
港に入る入口の島々はそのため要塞化されたが、それがほぼ残っている。これは世界遺産。
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<ヘルシンキ港要塞の遺構>
そして、ヘルシンキ港。高台からヘルシンキ大聖堂が見下ろしている。
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<ヘルシンキ港と大聖堂>
港には可愛い観覧車がある。そしてテント状のものが散在し、なにか曇った空と合わせて侘しさを感じた。
なお港には、ステーキ屋さんがあったがアメリカ人観光客向けと思う。
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<観覧車とテント(市場)、 ステーキ屋さん>
2.バスからの景色
あまり説明がわからなかったので、興味を持ったことを示す。
6月だが、この街はかなり北なのでさすがに寒いと思った。その土地にいる人はこれぐらい当たり前と思っているのかと思ったら、やっぱり寒そうな服を着ているので安心した。
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<街を歩く人々>
お店のショーウィンドウはちょっとノスタルジックな感じだった。
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<ショ―ウィンドウの例>
目抜き通りにはバスとともに路面電車が走っていて、これが結構早い。ちゃんと観光用のバスも走っていた。
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<路面電車 観光客向けのバス>
建物は基本的に渋く、回った範囲では最新建築は見られなかった。過去の時間がそのまま残っている感じ。
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<街角の風景>
3.シベリウス公園
作曲家シベリウスを記念して作られた公園。
パイプオルガンをイメージして作られたステンレス製パイプのモニュメントが、なかなか素敵である。その横にシベリウスの顔が飾られている。
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<モニュメント>
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<シベリウスの顔>
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<モニュメントの中 角度を変えて>>
ここでは、リラの花とシャクナゲの仲間の花がきれいだった。
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<リラ および シャクナゲの仲間?>
4.ヘルシンキ大聖堂
1850年頃ネオクラシック様式に改築された、ヘルシンキの最も有名な観光場所。屋上にある大きな真鍮製の12使徒で有名。
中に入る時間はなかったが、内装が素晴らしいとのこと。
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<ヘルシンキ大聖堂 12使徒は屋根の上に小さく映っている>
前に立つのは、ロシア皇帝アレクサンドル2世の銅像。この大聖堂が完成した頃のロシア皇帝であり、フィンランド大公でもあった。啓蒙専制君主であり、農奴解放やフィンランド語の公用語化、そして種々の規制を外し、フィンランド人にとって独立していた頃を含めてかつてない自由をもたらした人として、今も敬愛されているとのこと。この人が暗殺後は政治的反動が起こっただけになおさらであろう。
カモメが止まっていて、オスカーワイルドの「幸せな王子」の話をイメージした。あの話では燕だったけれども。下の4面の像も示す。武神アテナのほかは、多分知を象徴するものと大地の恵みを示すもの。
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<アレクサンドル2世像>
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下部の4面の像>
終わりに
フィンランドのヘルシンキは、スウェーデンのストックホルムよりもやはり北で、6月でも日本の春よりも寒い。
そして太陽の光の量の分、時間の流れが遅く、街の中に歴史的建造物が多くてノスタルジックな気分になった。たぶんゆっくりと街を歩けば、北欧の歴史の濃密さを感じることができるだろう。
連休終了で、これからは投稿はペースダウンします。
サンクトペテルブルグはフィニランド湾の最奥部に位置しています。私も、ちょっとフィランド湾を見ました。
クラシック音楽でフィンランドと言えばシベリウスです。一番有名なのはフィンランディアですね。ダイハード2で使われました。
お忙しい中、拙ブログにコメント有難うございましたm(__)m
同じ海外でいらっしゃった時期やお国柄も全く違うかたやアメリカ西海岸のサンディエゴと一方北欧でも北の地のヘルシンキ、大変興味深く拝見させて頂きました。
西海岸は以前ロスに知人が住んでおり、あちこち案内されて何となくイメージも涌くのですが、北欧は全く分かりません。
せいぜいフィンランドで知っている事と言えば、サンタクロースがこちらから来るくらいで・・・(笑)
とっても素敵な街並みですね♪
勿論TVの紀行番組や映画の舞台等では見ておりますが、それはあくまでも表の顔、てんちゃんの様に行った方が自分の言葉での解説は有りません。
この様な投稿大歓迎です(^o^)
それと前回の「新しい生活様式」ですが、どうなのでしょう?
コロナ以後、確かにテレワーク等取り入れる会社も増えて来ると思いますが、ワクチン等も開発され、この新型コロナウィルス感染症がポピュラーな病気になると、また3密に戻るのではないでしょうか?
何と言っても人は群れる事が好きな動物ですし・・・
何かクールヴィズを思い出してしまいました(^_^;)
そうです。もっとも近いヨーロッパとして、名古屋からもフィンエアーがヘルシンキに行っています。どっかの女子高は、修学旅行をヘルシンキにしているようです。
ストックホルムへもヘルシンキ経由でゆき、通関はヘルシンキで行いました。復路も同様です。ストックホルムへ戻ったのは、往復で会議をするということだったためです。ホテル+食事としてかなり安上がりでした。
このモニュメントを作るにあたって、ちょっともめたのだそうです。それはシベリウスが一曲もパイプオルガンの曲を作っていなかったからとのことです。
仕事で海外出張した際の、仕事以外の記録を残そうと、今一生懸命書くことにしています。
ヘルシンキ空港のトランジットはサンタさんの絵が並んでいます。でも空港の外へでて、ロシアの影響が大きいということを実感しました。
今回、人間のために経済があるのではなく、経済を動かすために人間が多量に必要なんだといったことを考えています。
人は適度な集団を作って生きるのですが、それを過剰に集中させたのは経済の都合で、そこをコロナがついたと考えています。
通常はワクチンは1年以上かかります。しかし経済は過剰な集中を要求しているので、ある程度人に危なくても使っていくものと思います。
自動車は、交通事故を起こしますが経済にとって都合のいいものです。日本ではかつて1万人が死亡していたが、現在4000人になっています。もし密集が必要としたら、ある程度の危険があっても使うと思います。ミクロでは不幸があっても、マクロの運動の維持が優先されることになると思います。