寓居日記

毎日、何かが起きます。
どう思うか、
何を考えたか。
しっかりと自分を見つめて書いていきます。

おばちゃんの海外デビュー3

2013-04-05 15:51:20 | 日記
2日目、トゥールのホテルからモン・サン・ミッシェルへ向かう。
まっ平らな国土。
道路や、電気、電話、下水道などのインフラの整備がとても楽なんだろうな~。

秋田から飛行機に乗って東京へ来る時、
山が続き、その合間に集落(限界集落?)がポツリ、ポツリという風景を見て、
1世帯でも、そこに家がある限り、インフラは維持されなければならない。
経費の効果的な使い方を考えるとき、
極論なのだけど、ある程度集まって住むことが、必要なんだと思う。
このような場所に住みたいと言うのは、
もしかして、わがまま、贅沢なことなのかもしれない。

しかし、どこに住もうとそれぞれの自由。
他人に、あれこれ言われる筋合いもない。とも思う。

麦畑がずっと続く。
農業の国なんだと感じる。
その麦畑の向こうには原発が見えた。
それって、日本人にとってはありえない風景でしょ。
フランスの人って、どういう風に考えてるんでしょ。

モン・サン・ミッシェルができた伝説を聞きながら、到着。
日本人観光客だらけ。
狭い、狭い参道が上へ上へと続く。
お土産屋も、その狭い参道の両側に立つ。
昔の人たちが、命がけで参詣に来たところだ。
うっかりすると、潮の干満で波にさらわれてしまうこともあったかもしれない。
それを、
今では、バスでさぁ~とやってきて、
何の信仰心もなく(私)、すごい、すごいと感嘆の声をあげている。
ちょっと、罰あたりか?

罰が当たったのか、
昼食で、食堂の席に着こうとしたら、
段差があるのを見落とし、こけた。
幸い、たいして痛くもなんともなかった。
が、ホテル到着後に気がついた。
派手な、大きな青あざができてた。
あの程度のこけたのがこんなにでかい青あざか??。

帰国してから、疲れ取りに温泉に行った。
あまりに派手な青あざ、タオルで隠しながらの入浴でした。
ついでに、足つぼマッサージをしてもらった。
パリに居たときも、自分流でマッサージをしていたけど、
やはり、本職にやってもらった方が気持い。

2日目のホテルは、昨日とは違い、良かった。
バスタブもあった。
トイレとバスタブが一つの部屋になっていて、ガラスでほんのわずかな仕切りしかない。
シャワーを浴びると、床がびしょびしょになってしまう。
私の家だとすると、あり得ない作りである。
ここはフランス、日本じゃアないと思う。

この日は、私は日本人だもんと思った、だから日本語で挨拶する。
なかなか、フランス語は出てこない。
もっとも、知ってるフランス語は、2個だけ、ボンジュール、メルシーだけだ。
これが自然に出てこないから、日本語で。

夜、ホテルで、モン・サン・ミッシェル名物、オムレツをいただく。
名物にうまいものなし。
メレンゲの上に、とても薄い卵液を焼いてかぶせたもの。
次に豚肉が出てくることが分かってるし、
羊のお肉を注文していたし、
デザートもある。
こんなの食べられるか! いらない。
食後、ライトアップされたモン・サン・ミッシェルを見る。
美しい。

幸せな夜である。

つづく


コメント (2)
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