原武史は明治学院大名誉教授で鉄オタのようであるが、この度女性セブンに以下の記事を掲載している。
女性天皇について「血の穢れ問題にメス入れよ」
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『男系の男子のみに皇位の継承を認めるという今の皇室典範を墨守することが、いずれ立ち行かなくなるのは明らかだと思います。
ヨーロッパやアジアには王政を敷いている国が複数ありますが、そのような国には女帝もいれば、女系もいたわけです。万世一系が保てないならば天皇制はなくなってもいいという考えの人たちは「他国とは違い、世界で唯一日本だけが崩さず保ってきた」という点に誇りを感じている。それこそが「国体」であり、逆にいえば、女系天皇が誕生して万世一系のイデオロギーが崩壊したときに「日本が日本でなくなってしまう」という考えなのでしょう。
ですが、男系の男子に固執することは、現実的には将来、悠仁親王の結婚相手に男子が誕生するまでとにかく子供を産ませるということにしか解決策はありません。昭和天皇の妻である香淳皇后は今上天皇を産むまでに4人の女子を産んでいます。5人目に、やっと皇位継承権をもつ男子が生まれた。現代においてこれと同じようなことを強制すれば、立派な人権侵害といわざるを得ません。
明治初期に天皇が全国を回ったとき、地方の人々が天皇をすんなりと迎えたのは、政府がつくった神道のイデオロギーを受け入れたからではなく、民俗学的な「生き神」だと思ったからです。こうした「生き神」信仰は、今なお残っています。仮に皇統が途切れたとしても、必ずまた別の「生き神」が出てくる。天皇という存在や皇室がなくなったとしても、その信仰自体は残ると思います。
ただ私は、もっと根本的な問題があるような気がしています。それは、皇室に男性よりも女性により多くのプレッシャー、負担がかかるようなしきたりが厳然と残っているということです。
端的にいえば「血の穢れ」の問題です。2016年の天皇の「おことば」からもわかるように、天皇皇后が重要視していることの1つは「祈り」です。宮中祭祀はその最たるものといっていい。ですが、宮中には女性の生理や出産にともなう産褥を穢れと捉える考え方があります。生理中であれば、宮中三殿にあがることさえできない。明治以前からのしきたりによって絶対的な「男女の差異」を認めてしまっている。そこにメスを入れようとしない限り、女性天皇や女系天皇に関する議論は足元がおぼつかないままだと思います。』
※女性セブン2018年1月4・11日号
🔸 🔸 🔸
女性週刊誌だからだろうか、余りにも女性を馬鹿にしている記事である。原武史は女性が天皇になれない、或いは皇統断絶の危機を女性天皇で乗り切ろうとしたい、つまり女系天皇を議論する為には「血の穢れ問題」にメスを入れ男尊女卑を無くせ、と言っているのである。
日本の皇室が男尊女卑であるとでも言いたいのだろうか、この週刊誌の読者ぐらいであれば簡単に騙せるとでも思っているのだろうか。
はたまた誰もこんな記事読まないだろうと高を括っているのか、編集者ともなればゲラの段階で思い留まれなかったのか、編集長は見ているのか等々様々な疑問が止めどない。
日本国憲法第2条
『皇位は
世襲のものであって
国会の議決した皇室典範の定めるところにより
これを継承する。』
皇室典範 第1章
『皇位は、皇統に属する男系の男子が、これを継承する。』
名誉教授ともあろう者が明らかな憲法違反を推奨しているのである。しかも、血の穢れにメスとめちゃくちゃなことを主張しているのである。
まだ側室復活を唱えるほうが救いようがあるのだが、もう趣味の鉄道だけに専念することを期待したい。
不思議なことに彼ら女系容認派は一言も旧宮家復活を唱えるものが皆無ということである。つまり教授と週刊誌は皇統を断絶したいとの本音しか伝わって来ないのだ。
女性天皇について「血の穢れ問題にメス入れよ」
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『男系の男子のみに皇位の継承を認めるという今の皇室典範を墨守することが、いずれ立ち行かなくなるのは明らかだと思います。
ヨーロッパやアジアには王政を敷いている国が複数ありますが、そのような国には女帝もいれば、女系もいたわけです。万世一系が保てないならば天皇制はなくなってもいいという考えの人たちは「他国とは違い、世界で唯一日本だけが崩さず保ってきた」という点に誇りを感じている。それこそが「国体」であり、逆にいえば、女系天皇が誕生して万世一系のイデオロギーが崩壊したときに「日本が日本でなくなってしまう」という考えなのでしょう。
ですが、男系の男子に固執することは、現実的には将来、悠仁親王の結婚相手に男子が誕生するまでとにかく子供を産ませるということにしか解決策はありません。昭和天皇の妻である香淳皇后は今上天皇を産むまでに4人の女子を産んでいます。5人目に、やっと皇位継承権をもつ男子が生まれた。現代においてこれと同じようなことを強制すれば、立派な人権侵害といわざるを得ません。
明治初期に天皇が全国を回ったとき、地方の人々が天皇をすんなりと迎えたのは、政府がつくった神道のイデオロギーを受け入れたからではなく、民俗学的な「生き神」だと思ったからです。こうした「生き神」信仰は、今なお残っています。仮に皇統が途切れたとしても、必ずまた別の「生き神」が出てくる。天皇という存在や皇室がなくなったとしても、その信仰自体は残ると思います。
ただ私は、もっと根本的な問題があるような気がしています。それは、皇室に男性よりも女性により多くのプレッシャー、負担がかかるようなしきたりが厳然と残っているということです。
端的にいえば「血の穢れ」の問題です。2016年の天皇の「おことば」からもわかるように、天皇皇后が重要視していることの1つは「祈り」です。宮中祭祀はその最たるものといっていい。ですが、宮中には女性の生理や出産にともなう産褥を穢れと捉える考え方があります。生理中であれば、宮中三殿にあがることさえできない。明治以前からのしきたりによって絶対的な「男女の差異」を認めてしまっている。そこにメスを入れようとしない限り、女性天皇や女系天皇に関する議論は足元がおぼつかないままだと思います。』
※女性セブン2018年1月4・11日号
🔸 🔸 🔸
女性週刊誌だからだろうか、余りにも女性を馬鹿にしている記事である。原武史は女性が天皇になれない、或いは皇統断絶の危機を女性天皇で乗り切ろうとしたい、つまり女系天皇を議論する為には「血の穢れ問題」にメスを入れ男尊女卑を無くせ、と言っているのである。
日本の皇室が男尊女卑であるとでも言いたいのだろうか、この週刊誌の読者ぐらいであれば簡単に騙せるとでも思っているのだろうか。
はたまた誰もこんな記事読まないだろうと高を括っているのか、編集者ともなればゲラの段階で思い留まれなかったのか、編集長は見ているのか等々様々な疑問が止めどない。
日本国憲法第2条
『皇位は
世襲のものであって
国会の議決した皇室典範の定めるところにより
これを継承する。』
皇室典範 第1章
『皇位は、皇統に属する男系の男子が、これを継承する。』
名誉教授ともあろう者が明らかな憲法違反を推奨しているのである。しかも、血の穢れにメスとめちゃくちゃなことを主張しているのである。
まだ側室復活を唱えるほうが救いようがあるのだが、もう趣味の鉄道だけに専念することを期待したい。
不思議なことに彼ら女系容認派は一言も旧宮家復活を唱えるものが皆無ということである。つまり教授と週刊誌は皇統を断絶したいとの本音しか伝わって来ないのだ。
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