NOVA ERA

映画大好き、メタル・旅行・飛行機・相撲・世界遺産も好きな未熟な社会人の毎日を綴ります。

トメ

2012-01-09 14:18:29 | 趣味
昨日国立博物館に行って改めて思ったのだけれど、日本の博物館・美術館っていつも何であんなに混んでいるんだろう。
人にぶつかりながらの鑑賞はあまり宜しくない。
アムステルダムのクレラー・ミュラー美術館みたいに、ゴッホの絵を一対一で心行くまで見られるような博物館・美術館は日本にないのかなぁ。
これからはこういう催しは、時間を見つけてできるだけ平日に行こうと考えた。

昨晩から大河ドラマ『平清盛』が始まった。
5年連続大河ドラマ全話鑑賞を目指して、当然今回も観ている。
久々の泥臭い感じの大河ドラマだ。
で、今回も気になっていているのが、オープニングのクレジットの“トメ”である。
このブログでも何度か触れているが、“トメ”は日本の映画やドラマの出演者クレジット順で、最後に名前が登場する、言わば大物俳優のことである。
近年の日本映画やドラマは、主役→準主役→レギュラー出演陣→脇役→エキストラ協力劇団→そこそこの大物俳優(誰もが知っているベテランが多い)→トメ(大物俳優)というクレジット順で表示されることが多い。
昨年の大河ドラマ『江 姫たちの戦国』では、ほぼ全話北大路欣也がトメを務めていた(北大路欣也未出演時は大竹しのぶ、石坂浩二がそれぞれ1回ぐらいずつトメを務めていた気がする)。
一昨年の大河ドラマ『龍馬伝』は色々な人がトメを務めていて、初期は里見浩太郎もしくは児玉清が、中盤から後期にかけては倍賞美津子がほとんどトメを演じていたが、倍賞美津子未出演の回は上川隆也や近藤正臣がトメを務めることもあった。
その前の『天地人』では初期は阿部寛が、その後阿部寛演じる上杉謙信が亡くなった後に1回だけ高島礼子がトメを務めると言う謎の回があって、その後は松方弘樹がトメを務めた。
こんな感じで、出演者のクレジット順を見るのが大河ドラマに限らず楽しみになっている。
今回の『平清盛』は事前に出演者一覧を確認して、中井貴一以外にトメは考えられない!と思ったら、予想通り中井貴一がトメであった。
中井貴一はかつて大河ドラマ『武田信玄』で主役を演じていたし、映画「壬生義士伝」の吉村役も凄くハマっていて、いい俳優だなぁと考えていたからトメを務めてもおかしくないと考えたからである。
しかも平清盛の父親である平忠盛役という重要な役柄。
納得のトメである。
しかし、平忠盛もずっと登場するわけではなく、きっと数カ月もしないうちに亡くなってしまうであろう。
問題はその後のトメを務める俳優である。
國村隼や玉木宏、藤木直人、中村梅雀が考えられるが、個人的にはかつてNHKドラマ『大地の子』や大河ドラマ『功名が辻』で主役を演じたこともある上川隆也かなぁと思う。
役柄も平清盛の側近役だし、かつて観た劇団☆新感線の舞台『蛮幽鬼』の主役も印象に残っている。
どうでもいい観点からドラマを観ているが、「おっ、ここにこの俳優のクレジットを持ってくるかぁ」と考えてクレジットを観るのも一興で、こういう観点からドラマや映画を楽しむのもいいのではないかなぁ、だなんて考えてしまう。
そんなわけで、今後も大河ドラマや映画のクレジットを要チェックしていこうと思う。