気温が少し上がって屋根の雪が落ち始めたが、午後三時過ぎからまた雪が降り始めた。 「初詣」に行きたくても、わが裏山の「金亀山 福王寺」の登山道は、雪で登れない。 この福王寺は、広島きっての古刹である。 開祖はかの「弘法大師」である。 「金亀山」とは、「弘法大師」がこの山にはじめて登った時に、頂上にあった小さい沼から金色の亀が出てきて「弘法大師」を出迎えたということが銘銘の謂れである。
その後かの「行基」が伽藍を拡充し、平安時代には「僧兵三千」と言われ、この「福王寺」に朝廷から「さざれ石」が下賜されて天下の名刹となったそうである。 あの「君が代」に歌われる「さざれ、石の岩をとなりて」と歌われた名石である。
この雪のため、二日続けての「寝正月」となった。 TVで二日続きの寝正月は、寿命を一年縮めるそうだが、狭い我が家では寝て過ごす以外に方法が無い。 このままでは明日も寝正月になりそうである。