田中真紀子 文部科学大臣の判断を支持する。
大臣は三つの大学の新設と、組織改変を許可しなかった。審議会の結論を覆した。見事な判断といいたい。
戦後のべビーブームの中で、駅弁大学と呼ばれるほどの大学が新設された。私立の学校法人も、政治力に物を言わせて次々に大学を新設してきた。独立採算制ならば許されるが、私学助成金成るものを、経営の中心に新設された大学は計り知れない。
その結果が、現在定員数に対し50%を割る収容状況である。推薦あり、試験免除ありの粗製乱造学士製造組織である大学に成り下がった利益追求型「学校法人」の閉鎖を急ぐべし。
まともに勉強したい子供が居る事も事実だが、あたら人生で一番大事な時期を遊びの中で過ごす現在の大学の有り方には疑問が多い。過去に従業員の教育に携わった人なら、一部の大学のその低学力を知っていよう。少子化の時代を向かえ、真の教育の場を新たに構築する必要がある。
ただし此処で気をつけなくては成らないのが、「発達障害児」の教育の場の確保である。「長いスパン」で考えられた、「プログラム」や「医療援助」の制度を考える必要がある。「発達障害児」の多くが、脳の一部「海馬」に障害を持つ事が近年知られてきた。出産時の帝王切開出産や、高齢での出産が原因とされているが、東北大学ではこれ等の子供に対しての治療に取組み成果を挙げつつある。広島の文教女子大学教授 宇土 博 教授は経絡治療で成果を挙げておられる。
http://nttbj.itp.ne.jp/0822630850/index.htmlを一度お尋ねあれ。
何れ魅しても、日本の行政、企業全ての組織が硬直化し、「パナソニック」や「ソニー」「シャープ」などの大幅な赤字はその冴えたる物であろう。
聖域を作らず全ての分野で組織的改革を行う事こそ肝要である。特に石破さん貴方の出身母体「防衛庁」こそ一番に組織の見直しが必要ではないですか。
国会での駆け引きより、国民の信頼を得るには、そうした行動こそ一番わかり易い政治ではないでしょうか。
そうした意味で、私は田中真紀子大臣の決断を支持するのです。