夕庵にて

スマホでパチリ・・・
ときどき写真と短歌を

歌会~梨木神社へ

2019年09月22日 | 短歌

今月の歌会。通常の歌会の後、新人賞を受賞した会員さんのお祝いの会となった。

若い人の感性には程遠い自分を思い知らされるが、自分には自分の歌があると言い聞かせてぼちぼち行くしかない。

歌会の前に近くの梨木神社の萩を見に寄った。丁度句会があるらしく咲き始めた萩の枝にはそれぞれの俳句の短冊が吊るされていた。水引草が雨に濡れて色を増す。

 

参道に傘をほっぽり出して花を撮る。傘がちょっといいアクセントになっている。
 

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秋を見つけに~3

2019年09月22日 | 写真

巨岩と木々に囲まれた道を進むと水の音が聞こえてきた。岩の上からまっすぐに落ちる滝!そばに秋海棠が咲いていた。

秋海棠 ホトトギス 藤袴

      

平日だからか人の姿が数人とは寂しいが、秋のイベントの日には近隣の親子連れで賑わうという。近くでこんなに癒される場所があるというのは有難いこと。

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秋を見つけに~2

2019年09月20日 | 写真

どこからこんな大きな石が運ばれてきたのだろう。見上げると覆いかぶさってくるようで怖いくらいだ。(魚眼風)その道を辿ると観月橋に着く。満月の時は池面にうつる風情はいかばかりだったかと推察しながら下を見下ろすと水景園がひろがる。木々はほんのりと色づいてきた。

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秋を見つけに~1

2019年09月20日 | 写真

昨夜は肌寒かったので慌てて夏用のシーツから秋物へと替えた。そろそろ彼岸花が咲くころと思いけいはんな記念公園へ出かけた。残念ながら数本しか見られなかったが、鮮やかなリコリスが咲いていた。棚田のエリアの稲穂も来月には収穫だとか、案山子の役目もあと少し。

 

 ここから巨岩石の道をたどり、観月橋へ。 

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映画「人間失格」 「太宰治と3人の女たち」

2019年09月18日 | 日記

 「恥の多い人生を送ってきました」の冒頭にあるように自らの生涯を語るストーリー。

 あまりにも有名な小説を蜷川実花が監督。蜷川は世界に誇るカメラマン。全編にながれる映像はやはり美しく妖しげで耽美的である。例えば二人の子供たちと楽しそうにはしゃぐ彼岸花の赤、どこまでもうすももいろのつづく梅林の道をゆくとき、、降り積もった真っ白な雪の上に赤い血を吐いて倒れる彼の体の上ににゆっくりと雪の華が落ちるとき、密会のときの背景の妖しい紫陽花の靑、ゆれる白い藤の花、どれをとってもそれぞれの心の揺れる心情を反映するカメラマンの腕が光る。

「人間は恋と革命のために生まれてきたのだ」と口にするが、(寂聴さんも口にする言葉)家庭を持ちながら2人の女を愛し、心中未遂をし、女の死を悼むどころか「ああ~死ぬかと思った」と平然とうそぶく。最後は山崎富栄と玉川上水に身を投げる二人。糟糠の妻は3人の子を育てながらもっといい小説を書けるのだからと激励し、彼の子を欲しがる弟子には自分の一字をつけて治子と命名、その娘は後に太田治子と名のり、母親の日記をもとに小説を発表している。入水後の翌月「人間失格」が発表された。水の中に沈んでいきながらパッと一瞬目をあけてとなるのだが、そこには本当は死にたくはなかったというメッセージが込められているように感じた。彼は革命よりも破壊を選んだのか・・・欲望のままに生き溺れるように沈んでゆく太宰の生涯の映画化。全編に流れる3人の女性の強さが押し出されている。

 

 

コメント (1)
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