流れのままに。

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視聴率?使命感?

2009-04-03 15:34:11 | Weblog

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TVで医療特集なんて観てると、いろんな病気があるななんて思うね。

全く聞いたことが無い病気も多い。

難病指定されてて、今のところ治療方法も無いなんて言われると

もしかするとガンなんて、まだ恵まれてるんじゃないの?

なんて思ってしまうくらい。


だって選択できるほどの治療法はあるし

経験談も巷に溢れてる。このブログもそうだけどね。

たしかにガンはまだまだ死亡者数も多いけど

とりあえず末期でも無い限り何らかの治療は受けられる訳で

それは希望に繋がるものでもあるよね。


「何も出来ません」て言われたら

後は死を待つしかする事が無いわけで、それは精神的に辛いと思うな。

本人もだけど、家族もね。

もしかすると、本人より周りの方が辛いかも?


本人はね「どうしようもない」って言われたら、案外どこかで諦めが付くもので

その病気になってない人の方が、死ぬということに納得出来ないんじゃないのかな?

もちろん死にたくはないと思ってもね

どうしようもないって現実は、泣いてるばかりじゃ無駄になるものね。


だったら「動けるうちに出来ることをしておこう」って思考になる。

もちろん誰もがそうではないだろうけど、案外そんなもんだよ。

本人は病気で苦しんでるって現実がある訳で

生きたいと思う一方で、死んだ方が楽だって意識はどこかに持ってる。


世の中ってどんな形でも生きていた方が良いって考え方が主流だけど

病気してる本人は一概にそうでもない。

苦しみが大きければ大きいほどね。


もちろん治癒する可能性があるのに、それを拒否することは無いだろうけど。

ガンだって抗ガン剤や放射線療法の副作用に苦しみながらも頑張れるのは、治癒する可能性があるからでしょ?

無かったら誰もやらないと思うもの。


TV番組制作者が何を意図して医療を取り上げてるか知らないけど

視聴率というそろばんを弾いてるなら、それは非人道的な行為だと言えるよね。

まぁ全くそれ無しで企画は通らないんだろうけど。


治療方法が確立されてない難病を取り上げる場合

その患者さんはその先に確実に死が待ってる訳で

やっぱり商業的な思考で番組作りはして欲しくない。

世にその病気の存在を知らしめるのは意義があると思うけど

発症のメカニズムも対処法も治療方法も分からない場合

それを世に知らしめるメリットがどこにあるのかは疑問だな、正直言って。

患者さんが晒し者になってる感は否めない。


もちろん患者さんやご家族にとって、闘病の様子が映像として残るというのは

それはそれで意義のあることなんだろうとは思うけどね。

紛れもなく生きた証であるのは確かだから。


商業主義と使命感が相容れるのは難しい部分もあるけど

願わくば使命感が上回っていることを願うばかりです。










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