

ぽちっとしてね!

うーむ・・・・・意外だったなぁ!
何がって『石巻3人殺傷事件』の死刑判決。
被告が少年だから、間違いなく死刑は回避するだろうと思ってた。
事件の中味がどうであれ、少年だというだけで、回避する理由になるからね。
そもそも検察が死刑を求刑したのも驚きだったんだけど。
それがまさかの死刑判決!!
勝てないケンカはしないと言われる検察が死刑求刑したのも
それだけの勝算があったからなんだねぇ。
つまりどう考えても死刑しか考えられないほど、酷い事件だったんだな。
裁判員も同意したということは、そういうことだよね。
こうなると『耳かき店員殺人事件』の無期懲役判決は正しかったのか?
という議論が起ってもおかしくない。
多分今この時、当時の裁判員本人も葛藤してるはず。
2つの事件は似通ってる部分もあるしね。
2つ共に痴情の縺れが発端になってるし、殺されたのも共に2人。
両方共に家族が犠牲になってるのも似てる。
その中で決定的に違うのが、犯人が方や成人、方や少年だということだよね。
そこで成人の方に先に判決が出て、無期懲役だった。
となると、少年に死刑判決が出ないと思うのが流れだよね。
そこで死刑判断をしたということは
今回の裁判員は、『耳かき・・・』の判決に疑問を持ってた可能性が高い。
あれがどうして無期なのか?という疑問もしくは異論を持ってた。
世間的には裁判員に配慮した判決だと、議論も起ったしね。
となると、今回の死刑判決は、『耳かき・・・』の判決がむしろ導いたとも言える。
もう一つは『横浜麻雀店員バラバラ殺人』の死刑判決が支えになってる。
やっぱり既に裁判員裁判で死刑判決が出てるという事実は、大きいよね。
未だに死刑判決が出てなければ、今回も死刑を回避した可能性は高いだろうな。
今頃検察はガッツポーズしてるかも知れないけれど、それほど石巻の事件は
検察の死刑求刑が最大のキーになった判決だろうな。
今回の判決は、今後の裁判に大きな影響をもたらすだろうけど
僕はちょっと心配になってきた。
何がって、死刑判断をした裁判員は、大丈夫だろうかって。
今回に限らずね。今までも、これからも。
これ精神的にはかなりの負担を強いられるよね。
それは多分一生引き摺っていくことになる。
前回の『横浜バラバラ・・・』の死刑判決の時も書いたけど。
なんかねぇ、精神的負担に耐えられなくて、間違ったことにならなきゃいいと。
死刑判決が出た裁判の裁判員に、死刑廃止論者や被告関係者から嫌がらせなんかもありそうだしね。
裁判を傍聴すれば顔は分かる訳だから、後は裁判所から出て来るところを尾ければ、特定できるでしょ?
やっぱり始まってみると、問題は多いね。
このまま制度が進んでいくと、一般人が死刑判決を出すことに、徐々に麻痺していく怖さもあるよね。
それはともすると、西部劇映画でよくある、「人殺しは縛り首にしてしまえ!」的な民衆の盛り上がりを生むような気もする。
そういう意識が常態化するのは、どうだろうね?
なんか裁判員制度が死刑廃止の道筋を付ける可能性もあるな。
まあ、今回の判決を”画期的”とみるかどうかは、それぞれ意見があるだろうけど
大きな問題を孕んでるのも事実だろうね。
どう思います?

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