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気に入っている様子



これは、少し歪んでいるからどうかなと思っていたのですが、実際に手にして見るとすごい迫力です。休みの日に1時間くらい眺めていても全然飽きませんね。なるほど涙骨がT字型だとか、方形頬骨と方形骨の関係とか観察する点がいろいろある。
 左側の側頭部は少しつぶれていて、右側の方が立体構造が保たれているようなので右の側頭部を見ると、後眼窩骨の下に頬骨が入り込んで鱗状骨と接しそうになっているように見える。そうすると多分ツァーガンです。



ちなみにVAP社のヴェロキラプトル頭骨模型もあるのですが(こちらはパレオサイエンスから買いました)、こちらは明らかにヴェロキラプトルです。しかしこの頭骨も、左右で後眼窩骨の部分が異なるように見えて、一抹の疑問点が残る。同種内で変異がある特徴だったりしないのだろうか。市場に出回っている化石やレプリカの中にはヴェロキラプトルとツァーガンが混じっていて、混乱している状況なのかもしれない。(一番困るのは複数の標本を元にしてキャストを作製したりして、キメラができてしまうことだろう。)



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