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肉食の系譜
シン・ゴジラ
シン・ゴジラ、よかったですね。「まだ1回しか見ていない」のですが、何回も見るリピーターが多いと当然売り上げも伸びるでしょう。一言でいうと「日本の諸問題」みたいな社会的な要素が多くあって、子供よりも大人の方が楽しめると思いました。逆に、まもなく米国で公開されますが、日本の心象風景のようなものがわからないと理解されないと思われます。
火焔や熱線を吐くときに下顎が割れるのがいいですね。あれでエヴァを思い出した人もいるようですが、私は巨神兵に見えました。初めて知りましたが、庵野監督はナウシカで巨神兵の部分を担当していて、巨神兵の映画も作っているんですね。熱線はビルを5、6個貫通する威力ですが、やはりあれくらいでないと。そこら中が火の海になるところはやはり巨神兵に見えた。
私は過去のゴジラ作品はそこそこ見てはいますが、全作観たほどのゴジラファンではなく、またエヴァンゲリオンも少ししか知らないのですが、確かにエヴァだったとは思いました。
今回、爬虫類型の正統派怪獣としてのカッコよさではなく、全く別物の生物として描かれたと思えば、いいのではないでしょうか。口から物を食べるわけではないので歯は不揃いとか、魚のような目とかですね。あの尻尾もパンフによると崩壊と再生を繰り返す、キメラあるいはテラトーマ的なイメージのようです。「生命を気持ちわるいものとして描く」センスであれば、この際、長い尾がぶつ切りに切れてそれぞれが個体になるとか、プルテウス幼生の中にウニ原基が生じるように全くボディプランの異なる体が出てくるとか、そこまでやってほしいと思いました。
このブログもシン・ゴジラのように活動を停止していますが、また再開します。
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