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治安上の問題



(反乱法とか戒厳令とかね。)
多くの図鑑などでキアンゾウとなっているようで、監修の先生がそうしたのだろう。過去の記事にも書いたが、キではない。qui ならばキと読めるが、qi はキとは読めないはずなのに、無理やりキと読むことに抵抗がある。イタリア語のチであり、中国語のピンインでもチと読む。中国語読みといっても、正確には発音できないので、ローマ字読みしたい気持ちもわかるが、キとは読めないのだから、せめてチアンジョウサウルスとしたい。福井ではチだったかな。

そんなことはどうでも良い。最近出たPNSOの新作であるチアンジョウサウルスを購入したわけである。大変良いのであるが、この顔はどちらかというと、アリオラムス寄りではないだろうか。
チアンジョウサウルスは、眼窩のあたりと後頭部は割と丈が高く、その割に吻が細長いからピノキオ顔なわけである。つまり先細り感がある。一方、アリオラムスはティラノサウルス類の顔をそのまま長くした感じで、チアンジョウサウルスほどの先細り感はない。たまたま最近、現代ビジネスの小林先生の連載でピノキオ・レックスの記事が上がっているが、講談社MOVEでもアリオラムスとチアンジョウサウルスの違いはちゃんと描きわけられている。

チアンジョウサウルスの頭骨は歪んでいて、復元頭骨ではやや太くなっているような気もする。このフィギュアは歯がむき出しであるが、吻の前方と後頭部の高さがあまり差がなく、アリオラムス的に見える。まあアリオラムスも好きだから良いが。(文句を言いながらも気に入っていたりする。)



イラストは過去のが良くないので、ずっと描き直そうと思っていた。サイエンティフィック・アメリカンの記事の影響で羽毛にしたが、多少唇をつけても吻の先細り感は出るものである。

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