京都らしい街角風景を撮りたいと思うときには、私は、右京区にある、臨済宗妙心寺派の大本山である、妙心寺の境内に行くことが多い。ここの境内に入ると、白い漆喰塗りの土塀が続く界隈が、多く残っていて、まるで、百年以上タイムスリップしたような感じさえする場所である。東映太秦や、京都松竹の撮影所が、近いこともあって、妙心寺の境内でロケされたと思われる、映画やテレビの時代劇を、私は、何度も目にしたことがある。テレビの必殺シリーズは、此処でのロケが多いし、最近見たDVDの時代劇「桜田門外の変」にも、ロケ地として使用されていた場面を見つけた。つまり、ここの境内は、それほど、映像の加工やそのほかの工夫を施さなくても、近世江戸時代の街角の風景を、色濃く残している場所であるということだ。また、46ヶ院ある塔頭(寺内寺)が、それぞれ個性的な雰囲気のある庭園を有しており、四季を通じて、訪れる人たちを、楽しませている。
よくロケ地に使われる場所。
白い土塀が、続く。
塔頭とその庭。
どうしても シャッターを押す回数が増える。
よくロケ地に使われる場所。
白い土塀が、続く。
塔頭とその庭。
どうしても シャッターを押す回数が増える。