3週間のオフが明けて、待望のシーズンが再開された。ベルギーGPのコースのスパ・フランコルシャンからは、えもいわれぬ雰囲気が画面からも伝わってくる。深い森、高低さ、名物コーナー、そして天候の変化・・・それぞれが毎回のレースに深みを与える要素となる。新しいサーキットのレースもおもしろいけど、スパ、モンツァ、モナコあたりは不可欠なクラシックイベントだ。最近では鈴鹿もその仲間に入っているかも。
今回もめまぐるしく変わる天候がレース結果に大きく影響した。レッドブルはまぎれもなく最速マシンだが、今回も優勝を逃してしまった。ドライバーズランキング首位はマクラーレンのL.ハミルトン。それを最速レッドブルが追いかける展開。シーズン終盤がますますおもしろそうだ。
一方、二輪のmotoGPでは富沢祥也選手の死亡事故のニュースが飛び込んできた。まだ19歳の未完の大器のあまりにも早すぎるレースの終焉。このような事故のニュースのたびに、スピードの華やかさとは常に表裏一体の危うさを思いだされる。
心より哀悼の意を表します。